日本コカ·コーラは、守山工場(滋賀県守山市)において、手指消毒用のアルコールとして使用できるエタノール製剤を製造し、公的団体を通じて医療機関、またその他必要とされる団体などに無償で提供する予定であると発表した。

同工場では、平常時、製品の原液等を製造。昨今の消毒用アルコールの供給不足と、厚生労働省の事務連絡「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について(改定)」を受け、同工場の人員・設備を活用したエタノール製剤の製造を決定したとのことだ。

なお、同製品は公的団体を通じ、医療機関などへの無償提供を予定。個人への販売や、医療機関への直接の提供はしないとしている。

同社は、新型コロナウイルスの感染拡大防止と顧客や従業員、取引先の健康の確保に必要な措置を講じながら、安心・安全な製品の安定供給に努めているという。