コロナ・エキストラ(以下、コロナビール)などのメキシカンビールを製造するグルポ・モデロ社は、コロナビールを含んだ同社の生産を一時的に停止することを発表した。
同社は、新型コロナウイルスに対処するため、メキシコ政府からのビールの生産およびマーケティング業務を停止するプロセスに遵守するとしている。具体的な内容は、「生活に不可欠な産業以外は活動を停止するよう」求められているという。
なお、同社は「ビールは業界の重要な要素の1つであり、輸出用の主要な農産品である」と述べている。15,000世帯以上が150,000ヘクタールの大麦麦芽を栽培することで恩恵を受けているとしており、800,000人の食料品店がビールの販売から収入の約40%を得ているとのことだ。
また、メキシコ政府と世界保健機関が推奨する衛生および安全対策を厳格に実施したのは、メキシコ国内で同社が初めてであるという。
同社は、現在政府にビールを農業関連製品として確認させるための明確化を行うことが適切であると考えており、75%以上のスタッフは自宅で作業し、同時にビールの供給を保証する計画を実行する準備しているとのことだ。
さらに、同社はビールの生産過程で製造された30万個の抗菌ジェルの寄付に加えて、今後数日で新型コロナウイルス対策に貢献するとしている。
生産停止は4月5日からを予定している。