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エアトリは、10代~70代の男女1,131名を対象に「増税から1ケ月」に関する調査を実施し、その結果を2019年11月11日に発表した。
調査結果の主なトピックスは以下になる。
- 約7割が「軽減税率をよく理解していない」
- 増税後、食事の変化は“外食が減った”
- 約4割が「現在の支払い方法がほぼキャッシュレス」
- 増税後は「スマホ決済アプリ」の利用が増加
7割が「軽減税率をよく理解していない」
飲食料品などが消費税率8%据え置きとなる「軽減税率」が導入され約1ケ月となりますが、どのような場合に適用されるか理解しているか聞いたところ、「十分に理解できている(29.0%)」と回答した人は3割に留まった。
7割の人は理解していない部分があり、約8人に1人が「全く理解できない(12.0%)」と回答し、1ケ月経過した今でも「軽減税率」について不明点がある人が多くいることが明らかとなった。
増税後、食事の変化は“外食が減った”
軽減税率の対象となる飲食料品において、持ち帰り(テイクアウト)は適用、外食(イートイン)は適用外となる事を受け、10月以降の食事の変化について聞いたところ、「減った」との回答が最も多かったのは「外食(減った:20.2%)」となった。
反対に「増えた」との回答が最も多かったのは「自炊(13.5%)」となり、1~2割程度の人は外食での「消費税率10%」を意識していることがうかがえる。
約4割が「現在の支払い方法がほぼキャッシュレス」
現在の支払方法について聞いたところ、最も多い回答は「ほぼキャッシュレス(37.1%)」となった。
増税前の8月に同質問で「ほぼキャッシュレス」と回答した人は31.3%で、増税後に5.8ポイント増加。増税以降にキャッシュレスでの支払いへ移行した人が一定数いることが明らかとなった。
増税後は「スマホ決済アプリ」の利用が増加
メインの支払方法が「ほぼキャッシュレス」「金額によって使い分けている」「キャッシュレス・ポイント還元加盟店でのみキャッシュレス」の人に、キャッシュレス決済の方法として使っているものを質問した。
同質問を増税前の8月に行った際の回答と比較すると、「クレジットカード」、「電子マネー・プリペイドカード」、「デビットカード」を選ぶ人は減少し、「スマホ決済アプリ(増税後:31.1%、増税前:21.3%)」が増加する結果となった。
■調査概要
調査タイトル :「増税から1ケ月」に関するアンケート調査
調査対象 :10代~70代の男女1,131名
調査期間 :2019年10月31日~11月3日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ