退職代行OITOMAを運営しているH4は、2025年度新卒社員の退職代行の利用状況調査を実施し、結果を公表した。

■2025年新卒社員の4月退職代行の利用状況

●月別利用者数推移
退職代行OITOMAへ依頼をした新卒社員の週毎の集計結果は以下の通り。

・4月1日~6日:122名
・4月7日~13日:74名
・4月14日~20日:84名
・4月21日~25日:55名
【合計:新卒依頼者数:335名/全体人数:2,238名(14.9%)】

新卒社員の退職代行依頼者数は、入社後4月1日~6日の1週間で122名。次いで4月14日~20日で84名と続く。入社から約2週間で全体の約60%を占める結果となり、新卒社員の決断の速さが非常に目立つ結果となっている。

月別利用者数推移

●男女比
退職代行OITOMAへ依頼をした新卒社員の男女比は、4月度の依頼者全体となると大きな差はみられないが、新卒社員に限定してみると、やや女性の割合が高い結果に。

男女比

●利用の多い職種
退職代行OITOMAを利用した新卒社員の職種別依頼者数をみたところ、1番多かった職種は営業となっており、2番目がサービス業、3番目が不動産業となった。

従業員が多いという母数の問題はあるものの、人材不足や長時間勤務に陥りやすい環境が新卒社員に対して過度なプレッシャーなど繋がるケースもあると同社は考察している。

利用の多い職種

●退職理由
退職代行OITOMAを利用した新卒社員の依頼に至った退職理由を調査。

その結果、4月1日~6日で退職代行を依頼した新卒社員の約80%は「説明会で聞いていた話と違う、契約内容・労働条件と勤務実態との乖離」が1番の理由となった。

入社前から想像していた理想の社会人と現実とのギャップに大きな開きを感じることが入社後の早期退社に繋がっている結果に。4月は職場内でパワハラやいじめなどに合うことは少なく、圧倒的な理想と現実のギャップとなっている。

退職理由

<参考>
H4『2025年度新卒社員の退職代行の利用状況調査