ロイヤリティ マーケティングは、15~29歳を対象に調査した「Z世代のテクノロジーに関する意識調査」を実施し、結果を公表した。

なお、同調査は、TOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」(毎週日曜6:00~7:00放送)との共同調査「馬渕・渡辺の#ビジトピ with Pontaリサーチ」として実施したとのことだ。

■TOPICS(1)Z世代の2人に1人が生成AIを使用している

生成AI(ChatGPT、画像生成AIなど)の使用頻度について、「ほぼ毎日使っている」(7.5%)、「週に数回使っている」(15.8%)、「たまに使う程度」(27.9%)の合計が過半数を占めた。Z世代の2人に1人が生成AIを使用している結果となり、「使ったことがない」は全体の48.8%となった。

生成AI(ChatGPT、画像生成AIなど)の使用頻度

また、興味がある最先端技術の分野を伺ったところ、「特になし」が全体の約6割を占め、「AI・機械学習」が全体で24.5%、性別では男性が31.4%となり、女性(18.1%)よりも13.3ポイント高くなっている。

興味がある最先端技術の分野※複数回答

■TOPICS(2)テクノロジーの発展に対し「期待する層」が57.7%となり、「不安を感じる層」を上回る

テクノロジーの発展に対して、「どちらかといえば期待が大きい」が全体の38.0%でトップ、次いで「どちらかといえば不安を感じる」が35.8%、「非常に期待している」が19.7%と続く。期待する層は57.7%となり、不安を感じる層(42.3%)を上回った。

テクノロジーの発展に対する不安の有無

また、AIが今後の社会に与える影響について、「どちらかといえば良い影響を与える」が全体の49.2%で約半数を占め、「非常に良い影響を与える」(10.1%)と合わせると59.3%に。肯定的に捉える人の方が多い結果となっている。

AI(人工知能)が今後の社会に与える影響について

■TOPICS(3)AI(人工知能)が人間の仕事を代替することについて、不安視する人が8割超

AI(人工知能)が人間の仕事を代替することについて、「一部の仕事なら良いが、全体的には不安」が全体の44.7%でトップ。

次いで「AIによる仕事の代替は反対」が22.8%、「自分の仕事が奪われるかもしれないので心配」が17.7%と続き、合わせると不安視する人が8割超となった。一方、「便利になるので歓迎する」は14.9%と最も低い。

AI(人工知能)が人間の仕事を代替することについての考え

■TOPICS(4)空飛ぶクルマや自動運転車などのモビリティ技術を「機会があれば利用したい」が全体の約4割

未来のモビリティ技術(空飛ぶクルマ、自動運転車など)を利用したいか聞いたところ、「機会があれば利用したい」が全体の約4割でトップに。

未来のモビリティ技術(空飛ぶクルマ、自動運転車など)を利用したいか

また、環境問題を解決する技術(再生可能エネルギー、CO2削減技術など)については、「ある程度期待している」が全体の37.8%。「非常に期待している」(15.3%)と合わせると期待する層は53.1%となった。

環境問題を解決する技術(再生可能エネルギー、CO2削減技術など)への期待

■TOPICS(5)大阪・関西万博へ「行く予定はない」が全体の48.5%を占める一方、38.8%が興味を持っている

「空飛ぶクルマ」をはじめ、最先端技術など世界の英知が結集する「大阪・関西万博」を訪れる予定を伺ったところ、「行く予定はない」が全体の48.5%を占めた。「行く予定がある」(6.8%)、「行きたいと思っている」(14.3%)、「興味はあるがまだ分からない」(17.7%)を合わせた、興味を持っている層は38.8%だった。

大阪・関西万博を訪れる予定

<参考>
「Pontaリサーチ」調べ『Z世代のテクノロジーに関する意識調査