日本原料は、台風22号・台風23号により被災した東京都八丈島の災害復旧支援を、可搬式浄水装置「モバイルシフォンタンク」で行うと発表した。

日本原料、台風被害を受けた東京都八丈島に給水支援を実施

八丈島では、10月に上陸した台風22号、続いて上陸した台風23号により、取水施設や水道管が破損。停電の影響から水道施設も停止するなど、約12戸で未だ断水が続いているという。

八丈島では約12戸が現在も断水中

同社は、東京都水道局より樫立配水池への「モバイルシフォンタンク」配備要請を受け、現地調査を開始し、「MST-700」×2基、「MST-1000」×1基の設置を決定。

その後、新たに関之戸浄水場への設置要請を受け、「MST-700」×2基の設置を決定し、小川水源にも「MST-2200S」を設置することを決定したとしている。

また、同社内に「八丈島災害対策本部」を立ち上げ、必要資機材の手配と段取りに並行して、海上輸送のための梱包を開始。「MST」×3基を始めとする第1弾の積み込みが完了後、芝浦ふ頭から出港。

その後、樫立配水池の「MST-700」×2基の設置を完了し、第2弾の資機材が海上輸送にて出港。樫立配水池の「MST-1000」についても設置完了となっている。

八丈島の各水源に「モバイルシフォンタンク」を設置

同社は、災害発生時に備え、日量15,000トンの水道水を生成可能な可搬式浄水装置「モバイルシフォンタンク」を常に保有。引き続き、早期の水道の完全復旧に向け、全社体制で対応にあたるとのことだ。

■設置場所と各納入予定機種

樫立配水池:「MST-700」×2基、「MST-1000」×1基
関之戸浄水場:「MST-700」×2基
小川水源:「MST-2200S」