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東京都は、東京アプリを活用して、東京都在住、在勤、在学者を対象とした「日傘利用に関する都民アンケート」を実施し、結果を公表した。
■2025年は「日傘男子」デビューの年 ~今夏日傘を利用している人は67%。男性利用も44%~
「今年の夏、あなたは日傘を使っているか」という質問に対して、全体で67%の人が「使っている」と回答し、男性も44%が利用していると回答。
また、日傘を利用している男性の半数近くの44%が、「今年から日傘を利用している」と回答し、東京で歴代最多の猛暑日を記録した2025年は「日傘男子デビュー」の年になったようだと都は考察している。

【右】日傘を使い始めたのはいつ頃からか
■若者に広がる「日傘男子」~30代以下は2人に1人が利用~
世代別にみると、30代以下は、2人に1人が、今夏日傘を利用したと回答していることが判明。若い世代を中心に、日傘利用が広がっていることがうかがえる。

■日傘男子1,856名に聞いた日傘利用の本音 ~持ち歩きの邪魔にならない(84%)、周囲の目線(95%)が気にならない~
さらに日傘を利用している男性に、持ち歩きの邪魔になるか聞いたところ、84%が「持ち歩きの邪魔にならない」と回答。また、周囲の視線についても、95%の人が「気にならない」と回答する結果に。

■日傘は暑さ対策~日傘を使い始めたきっかけは「暑さ対策(83%)」が1位
また、今夏日傘を利用している人のうち、日傘を使い始めたきっかけとして83%が「暑さ対策」と回答。 特に男性は「日焼け防止(37%)」 を大きく上回り、「暑さ対策(92%)」のために日傘を使い始めたことがわかった。
実際に日傘を使った感想として、「暑さが和らいだ」との回答は97%であり、その効果の高さを実感していることがうかがえる結果に。

■来年こそ「日傘デビュー」したい人が約半数~軽量・コンパクトが1位に~
一方で、今夏、日傘を使用しなかった人に今後の使用意向について尋ねたところ、約半数の49%の人が「使いたい」と回答。
どのような日傘を使ってみたいか聞いたところ、「軽量・コンパクト」に続き、「遮熱性」や「遮光性」の高さを求める声が多く、日傘に「健康・快適」という価値を見出す都民の姿が浮き彫りになった。

【調査概要】
調査名:「日傘利用に関するアンケート調査」
調査期間:2025年9月10日~9月23日
調査手法:WEBアンケート
調査主体:東京都環境局
対象者:東京アプリの利用者8,353人
内訳:男性4,251人、女性4,052人、その他50人
<参考>
東京都『日傘利用に関するアンケート調査』