味の素は、「『五季そうさまプロジェクト』夏の長期化に関する生活者調査」を実施し、結果を公表した。
同社は、近年の気候変動の影響で9月から10月上旬にかけても真夏のような暑さが続くようになったことから、「長引く夏」を新たな「五番目の季節=まだなつ」と名付け、この季節を楽しく快適に過ごすために、「五季そうさまプロジェクト」を発足。
「五季そうさまプロジェクト」の一環として、本格的に始まる「まだなつ」を前に同調査を実施したという。
■夏が長くなっていると98%が回答!「まだなつ」に対する共感の声も多数
「以前よりも、夏が長くなっていると感じるか?」という質問に対し、98%の人が「とても長くなっていると感じる・長くなっていると感じる」と回答【図表1】。
また、「今年の夏、例年以上に『暑い』と感じているか?」との質問には、98%の人が「すごく暑いと感じる・暑いと感じる」と回答したことから【図表2】、多くの人が夏の長期化、夏の変化を実感していることが明らかとなった。

【右】今年の夏、例年以上に『暑い』と感じているか
また、「まだなつ症」が自身に当てはまるかという質問に対しては、81%の人が「とてもあてはまりそう・まああてはまりそう」と回答。
その理由としては、「暑いからずっと体が冷たいものばかり求めている気がする」「フライ、煮物は避けレンチン調理とサラダで済ませたい」「何をするのも面倒くさくなりがち」など「まだなつ症」を実感する声が多数集まった。

■暑い日がつづくと料理に困る生活者が多数!秋の味覚を食べる機会が減っていることが明らかに
夏が長引くことでの生活者への影響として、暑い日の料理で困ることを尋ねると、「なるべく火を使いたくない(71%)」「暑い中での買い物が大変(61%)」「簡単に済ませたくなる(56%)」などの回答が上位となり、暑い日に料理意欲の低下を感じている生活者が多いことが判明。

また、「以前よりも、秋の味覚を食べる機会が少なくなったか」と尋ねると80%が「とても少なくなったと感じる・少なくなったと感じる」と回答。
一方で、「暑い日にも食べやすい秋食材を活かしたメニューレパートリーを増やしたいと思うか?」という質問では、「増やしたい・できる限り増やしたい」と回答した人は92%となり、暑い中でも秋食材を活用したいと考えている人が一定数存在していることがわかった。

【右】暑い日にも食べやすい秋食材を活かしたメニューレパートリーを増やしたいと思いうか
同社は、五季そうさまプロジェクトで、食を通じて「まだなつ」を少しでも楽しく、快適に過ごすための取り組みを今後も展開していくとしている。
また、9月から10月上旬にかけて本格的にはじまる「まだなつ」時期には、他企業とのコラボの実施や一般の人も参加できる「まだなつ」体験イベントを開催予定とのことだ。
【調査概要】
調査内容:夏の長期化に関するアンケート
調査手法:当社公式ファンコミュニティ「味のもト~ク」会員に向けたWEBアンケート
実施時期:2025年7月25日~8月3日
調査対象:公式ファンコミュニティ「味のもト~ク」会員(回答総数319名)
<参考>
味の素『「五季そうさまプロジェクト」夏の長期化に関する生活者調査』