Terra Chargeは、東京都稲城市役所第一駐車場で開催された電気自動車(EV)充電設備披露会において、同社の急速充電器を活用したデモンストレーションを実施したと発表した。稲城市長の髙橋勝浩氏が実際にEVへの充電操作を行い、地域でのEV普及を後押しする催しとなったという。

稲城市でEV充電設備披露会を開催

今回披露された充電設備は、稲城市とTerra Chargeが2024年5月に締結した連携協定に基づき整備されたもの。市内8カ所の公共施設への設置が計画されており、すでに以下の5カ所で稼働を開始している。

・ふれんど平尾(平尾一丁目):150kW、8:30〜21:00
・第二文化センター(矢野口):150kW、曜日により異なる開放時間
・稲城中央公園総合体育館西駐車場(長峰一丁目):150kW、24時間
・稲城市役所第一駐車場(東長沼):150kW、24時間
・城山公園中央図書館駐車場(向陽台):150kW、8:00〜21:00

料金はすべて90円/分(税込)で、施設によって利用時間が異なる。残る3カ所についても、年度内の設置が予定されているとのことだ。

稲城市内に設置された充電器はいずれも定格出力150kWの急速充電器で、1分あたり90円(税込)で利用可能。利用時間は施設により異なるが、一部では24時間利用が可能となっている。

髙橋市長は披露会で、EV普及の妨げとなっていた充電インフラの整備が、テラチャージとの連携により市の費用負担なしで進んでいる点に触れ、公民連携による脱炭素モデルの構築に意欲を示したという。