ディエスジャパンは、服装規定を改定し服装自由(ドレスコードフリー)制を導入したことを発表した。

ディエスジャパン、従業員に対し「服装自由制」を導入

同社では、全国各拠点で服装規定の運用にばらつきがあり、統一性に欠ける点が課題となっていたという。また、特に夏季における猛暑を背景に、従業員の熱中症対策の必要性も増していたとのことだ。

導入前の服装イメージ(営業職・製造職)

こうした状況を受け、2024年7月から、部門や年代を超えた社員有志8名による「服装規定見直しプロジェクトチーム」を結成。チームは勤務時の快適性や働きやすさ向上を目指し議論を重ね、新たな「ディエスジャパンのドレスコード基本方針」を策定したという。

「ドレスコードフリー」とは、従業員が自身の個性を自由に表現できる服装方針を意味する。この方針により、従業員が快適に働ける環境を整え、創造性や生産性の向上を図ることを目的としているとのことだ。

「服装自由(ドレスコードフリー)」制導入後は、「第三者から見て清潔感があり、好感が持てる身だしなみ」を基本方針とし、服装は原則自由に。従業員からは以下のような声が寄せられたという。

・冬季にニットやベストなどの厚手の衣服が着用できるようになり、寒さを感じることが減った
・頭髪に関する制限がなくなり、白髪染の使用が自由になった
・Tシャツやパーカーなど首周りを締め付けない服装が可能になり、働きやすくなった
・スニーカーが履けるようになり、革靴やパンプスに比べて足の疲労が軽減された
・服装やアクセサリーがきっかけで会話が生まれ、従業員間のコミュニケーションが増えていると感じる
・スーツも含めて服装が自由になり、TPOに応じた自己表現が可能になった

導入後の服装

今後は社内アンケートを通じて従業員の意見を集約し、同取り組みの効果を検証していく予定としている。