紀伊國屋書店は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)との間で、CCCの子会社である旭屋書店および東京旭屋書店の全株式を紀伊國屋書店へ譲渡する方向で株式譲渡契約の締結に向けた協議を開始したと発表した。

紀伊國屋書店とCCCは、「街に書店が在り続け、より多くの人々が読書習慣を育み、本を通じた「知」や「文化」との接点を持ち続ける豊かな未来を、書店自らの手で切り拓いていく」をミッションに、2023年10月に日本出版販売と共同でブックセラーズ&カンパニーを設立し、書店主導の出版流通改革を進めている。

旭屋書店および東京旭屋書店は、約80年の歴史を持ち、2018年からCCCグループに参画し、CCCグループシナジーを基盤とした書店運営を行ってきたという。これらの書店が地域に密着し、文化的価値を提供し続ける中で、持続可能な経営を進めるために、紀伊國屋書店とCCCは株式譲渡契約の締結に向けた協議を決定したとしている。

なお、最終的な結論に至った場合には、詳細について改めて対外公表が行われる予定とのことだ。