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WDCは、20歳~39歳の東京都に住む未婚の女性を対象に、卵子凍結の認知度に関するアンケートを実施し、その結果を公表した。
■卵子凍結について知っているか?
まず、卵子凍結について知っているか聞いたところ、66.6%の人が卵子凍結について知っていると回答。認知度は比較的高い一方で、約3分の1の回答者は知らないという結果に。
■東京都で卵子凍結の助成金が出ることを知っているか?
東京都の助成金制度についても24.3%の人が認識していたが、75.6%の人は知らないことが明らかに。
■卵子凍結を利用したことがあるか?または利用したいか?
次に、卵子凍結を実際に利用したことがあるか聞いたところ、利用したことがある人がわずか3.6%だった。また、約2割の人が利用を検討しているという結果に。
一方、75%の人は「利用する意向がない」と回答し、潜在的な需要はあるものの、利用に対する障壁が存在することが分かった。
また、年齢別の分析結果を見ると、20〜29歳の回答者のうち、4.5%の人が既に卵子凍結を利用しており、16.7%の人が「ないけどしたいと考えている」と回答。
30〜39歳の回答者では、2.9%が既に卵子凍結を利用しており、24.8%が「ないけどしたいと考えている」と回答し、20代と比較して30代の方が卵子凍結に対する意欲が高いことが分かった。
■卵子凍結に対してどのようなイメージを持っているか?
卵子凍結に対してどのようなイメージを持っているか聞いたところ、「高額で手が届かない」という意見が最多となり、次いで「将来の選択肢が広がる」が続いた。また、社会的な偏見や健康リスクについての懸念もあがった。
■卵子凍結を検討した理由は何か?
次に、卵子凍結を「利用したことがある」、または「利用したい」と回答した人にその理由を聞いたところ、「将来の妊娠のための備え」が最多となり、次いで「パートナーが見つからない」が続いた。
卵子凍結は、将来の選択肢を確保するための手段として重要視されていることが分かった。
【調査概要】
対象者:東京都・20歳~39歳の未婚の女性
サンプル数:300人
調査期間:2024年5月30日
調査方法:Webアンケート
調査機関:クロス・マーケティング QiQUMOを利用した自社調査
<参考>WDC『卵子凍結の認知度に関するアンケート』