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デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japanは、全国の20~50代の男女700名を対象に「令和家庭の家事の時間の使い方に関する調査」を実施し、その結果を公表した。
■家事に費やす総時間は「1日平均2.9時間」。時間がかかっている家事TOP3は、「料理」「食料品・日用品の買い物」「部屋の掃除」
一日の家事に費やす総時間は「平均2.9時間」で、そのうち最も時間がかかる家事TOP3は「料理(54.4%)」「食料品・日用品の買い物(13.0%)」「部屋の掃除(11.6%)」となった。
最もやりたくない家事についても「料理(24.1%)」が最も多く、次いで「お風呂・トイレ掃除(23.1%)」「部屋の掃除(13.1%)」が続いた。
それぞれの家事をやりたくない理由としては、「献立を考えるのも面倒だし、作るのにも時間がかかるから(料理)」「汚いし時間がかかる(お風呂・トイレ掃除)」「綺麗に掃除してもまた汚れる(部屋の掃除)」などの声があがったという。
一方、時間がかかっている家事として2番目に挙げられた「食料品・日用品の買い物」をやりたくない家事として回答した人は3.9%となり、「その他(1.3%)」を除き最も低い順位となった。
やりたくない理由としても、「移動や買い物自体に時間がかかるうえに、かさばる物や重たい物を運ぶことが大変だから」「買うものを考えることと、実際に買い物に行く時間がかかるから」など時間面での負担の高さを挙げる人が多く、家事における買い物の課題は所要時間であることが分かった。
全体を見ると、すべてのやりたくない家事の理由として「時間」について言及した人は有効回答697件のうち104件にのぼり、現代人の家事にまつわる負担は「時間」に紐づくことが多いことが垣間見れる結果となったとのことだ。
■半数以上が家電やサービスの進化により「家事の時間・手間は昔よりも減った」と実感。一方、自分のために使える自由時間は「30分未満」が最も多く、約6割が自由時間不足。
家電製品やサービスの進化により、「家事の時間・手間は昔よりも減った」と感じる人は52.4%に。その要因として、「全自動洗濯機(63.8%)」「全自動食洗器(43.6%)」「全自動掃除機(お掃除ロボット)(36.8%)」が上位に挙げられたという。
一方で、1日のうちに自宅で自分のために使える自由な時間は「30分未満(27.0%)」と回答した人が最多で、自由時間が足りないと感じている人は59.3%にのぼった。
■自由時間が1時間できたらやりたいことTOP3は、「だらだら・のんびり」「趣味」「睡眠」。1時間だらだら・のんびりできる時間を得られるなら、対価として支払う平均額は「1,564円 (通常時)/2,794円(繁忙時)」。
家事タスクから解放され、自由時間が1時間できるとしたらやりたいことを聞いたところ、「趣味(56.1%)」や「勉強・自己投資(27.9%)」を抑え、1位は「だらだら・のんびり(62.3%)」という結果に。
さらに、もし自宅で「だらだら・のんびり」する時間を1時間得られるなら、対価として支払う最高額を通常時と繁忙時でそれぞれ聞いたところ、その平均額は「通常時1,564円、繁忙時2,794円」となった。
「1時間の自由時間ができるとしたらやりたいこと」を性年代別で比較すると、男性は世代によって優先されるものが異なる傾向が見られ、特に20代~30代では、「勉強・自己投資」「趣味」「睡眠」「運動」など票が割れた。全体的に年齢が上がるにつれて「だらだら・のんびり」への意向が高まり、特に30代~50代女性では7割以上となった。
1日の家事に費やす総時間を年代別でみると、男性は全世代において2時間前後(平均1.9時間)なのに対し、女性は全世代3時間超(平均3.7時間)と約2倍の負担がかかっていることから、現代社会においてまだまだ家事負担が高くなりがちな女性ほど、「だらだら・のんびり」した時間を求める傾向にあることが窺えるとしている。
■約2割がQコマース(食料品・日用品などの即時配達)を活用中。活用シーンとしては、「日常的な買い物全て」と回答とした人も約15%いる結果に。
食料品・日用品などの即時配達(Qコマース)の活用状況を聞いたところ、23.0%が「活用している」と回答。Qコマースを活用する理由は、「荷物が大変(49.1%)」「出かけるのが面倒(41.6%)」など手間を削減する目的のほか、「ゆっくりしたい(31.1%)」「時間の制約がある(23.6%)」など時間確保の目的も多いことが分かった。
Qコマースを活用するシーンとしては、悪天候や体調不良などのシーンのほかに、今回の調査で意向が明らかになった「だらだら・のんびりしたい時(32.3%)」にも回答が集まった。また、「日常的な買い物すべて」でQコマースを活用している人も14.3%にのぼることが明らかとなった。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査時期:2024年4月
調査機関:アクセンチュア
パネル提供元:GMOリサーチ
調査対象:日常的に家事を行っている全国の20~50代の男女、合計700名
※居住地・年代・未既婚・子有無(既婚者のみ)の項目で均等割付
※小数点第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。
<参考>
Wolt Japan株式会社『令和家庭の家事の時間の使い方に関する調査』