Appleは、ローカルビジネスが、対面での非接触決済をiPhoneだけで対応できる「iPhoneのタッチ決済」の提供を日本で開始した。

Apple、「iPhoneのタッチ決済」を日本で提供開始

同サービスにより、事業者は対応するiOSアプリでiPhoneのタッチ決済を使い始めることが可能で(※1)、会計時に顧客の非接触決済のクレジットカードやデビットカード(※2)、iPhone、Apple Watch、その他のデジタルウォレットを事業者のiPhoneにかざしてもらうだけで支払いが完了(※3)。

使用するのはiPhoneとパートナーの対応iOSアプリだけで、その他のハードウェアや決済端末は不要だという。

iPhoneが店舗の決済端末に

また、iPhoneのタッチ決済は決済のプラットフォームやデベロッパのiOSアプリに統合できるため、事業者は同機能を簡単に導入可能。

日本では、「stera tap」「Airペイタッチ」「Square POSレジ」アプリがiPhoneのタッチ決済に対応。さらに、Adyenも今後数カ月のうちに対応し、日本のApple Storeでも利用可能になるという。

なお、iPhoneのタッチ決済は、アメリカンエキスプレス、JCB、Mastercard、Visaを含む大手決済ネットワーク(※4)の非接触決済のクレジットカードとデビットカードに対応しているとのことだ。

(※1)iPhoneのタッチ決済を使用するには、iPhone Xs以降のデバイスとiOSの最新バージョンが必要
(※2)一部の非接触決済のカードを利用できない場合がある
(※3)取引制限が適用される場合がある
(※4)電子マネーは現時点で非対応