MSDアニマルヘルスは、2月22日「猫の日」に、猫の健康管理に関する実態を明らかにするため「猫の日健康意識調査」を実施し結果を公表した。

■「猫の日健康意識調査」詳細

(1)愛猫の通院頻度「年に1回以下」が65%。「3か月に1回」もしくはそれ以上と回答した方はわずか13%という結果に

愛猫の診察頻度を尋ねたところ、猫の年齢を人年齢に換算して1年となる「3か月に1回」もしくはそれ以上と回答した人はわずか13%という結果に。

「1年に1回程度」「数年に1回程度」と回答した人が全体の65%となり、通院頻度の低さが明らかとなった。

愛猫の診察頻度

(2)3人に1人が「飼育している猫が知らない間に体調不良になっていたことがある」と回答。一方、「愛猫のことを把握している自信がある」と回答したのは3人に2人

飼育している猫について把握している自信があるか尋ねたところ、「とてもある」「ややある」と答えたのは全体の68%となった。

一方で、「飼育している猫が知らない間に病気やけがなど体調不良になっていたことがあるか」という質問では、35%もの人が「ある」と回答。

愛猫についてわかったつもりでいても気づかないうちに病気やケガにかかっていた実態が明らかに。

【左】飼育している猫について把握している自信があるか
【右】飼育している猫が知らない間に病気やけがなど体調不良になっていたことがあるか

(3)約半数が「ノミ・マダニ対策」「フィラリア対策」のどちらも対策していないと回答理由は「特に理由はない」「感染リスクが低いと考えているから」「症状が出ていないから」

「ノミ・マダニ対策」「フィラリア対策」を行っているか聞いたところ、47%と約半数の人がどちらの対策も行っていないことが明らかとなった。

対策をしていない理由として「特に理由はない」が最も多く、次いで「感染リスクが低いと考えているから」「症状が出ていないから」が続く。

同社は、ノミ・マダニ/フィラリアは猫にとって深刻な感染症を引き起こす原因となることもある一方で、まだ猫オーナーの中でも対策をしている方は限られている現状が明らかになったとしている。

「ノミ・マダニ対策」「フィラリア対策」を行っているか

<参考>
MSDアニマルヘルス『猫の日健康意識調査