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Z総研は、Z世代を対象とした「消費行動」に関する意識調査をおこない、結果を公表した。
■Z世代の23.5%がよく利用する通販サービスは「SHEIN」
アンケートにて「よく利用する通販サービス」を尋ねたところ、最も回答が多かったのが「SHEIN」で23.5%、続いて「Amazon」21.5%、「Qoo10」18.0%という結果となった。
アンケートに回答したZ世代によると、「SHEINの商品はすべてチェックしていて、洋服や小物など何でも購入している」(16歳/高校2年生)、「Qoo10はメガ割が凄い。どこが1番安いか他と比較をしても、大体Qoo10に辿り着く」(17歳/高校3年生)との意見が上がったという。
上記の意見から同社は、ブランドで選んでいるというよりは欲しいものや必要なものを安く購入しようとした結果、SHEINやQoo10のサイトに辿り着くため、人気が高くなったと考察している。
■商品を購入する際に重視するポイントは「価格の安さ」「コスパ」「品質の良さ」
アンケートにて「商品を購入する際に重視するポイント」を尋ねたところ、「価格の安さ」が最も多く17.8%、続いて「コスパ」16.7%、「品質の良さ」16.4%という結果に。
アンケートに回答したZ世代によると、「高校生で全部支出になってしまうため、できるだけ値段は抑えつつ、より良いものを手に入れたい」や「財布やスマホケースは、可愛くて安価なものも多くあるけれどすぐに壊れてしまうことも多いので、長く使えるように良い品質のものを選ぶ」などの意見が見られた。
■49.3%がSDGsやサスティナブルな商品を購入したことはないものの、したいと思っている
アンケートにて「SDGsやサスティナブルであることが理由で商品を購入した経験はあるか?」と尋ねたところ、「購入したことはないが、したいと思っている」という意見が最多で49.3%。
続いて「意識して購入したことがある」19.8%、「意識はしていないが、結果的にそうだったことがある」16.9%、「購入したことはないし、今後もしない」14.0%という結果になっている。
アンケートに回答したZ世代によると、「最近SDGsが話題になっていてその考えを推薦しているので、自分にできることはやってみたい」(17歳/高校3年生)や「今後の環境にとってはすごく良い事だと思うが、学生の自分では少し価格が高くて手が出しにくいから」(17歳/高校3年生)という意見があったという。
SDGsやサスティナブルなどの環境に配慮した商品を購入することに興味関心はあるものの、値段が高いなど金銭的な問題でまだ購入できないというZ世代が多いことがわかる。
■調査概要
調査時期:2023年4月7日~4月9日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国、12〜15歳28名、16〜18歳117名、19〜22歳32名、23歳〜25歳10名、計187名
<参考>
Z総研『「消費行動」に関する意識調査』