ENEOSは、世界的なプラスチック廃棄物問題解決に取り組む国際的アライアンス「Alliance to End Plastic Waste」(以下、AEPW)に参加したと発表した。
AEPWは、廃棄プラスチック問題の解決に取り組むため、世界中の政府機関、環境・経済開発NGOおよび市民社会と提携する国際的な非営利団体。
プログラムやパートナーシップを通じて、4つの戦略的分野 (インフラの構築・整備、イノベーション、教育と啓発活動、清掃活動)の解決に向けたプロジェクトに重点的に支援を行っているという。
2019年に発足し、2021年3月時点でプラスチックのバリューチェーンに携わる世界中の企業など70以上の組織が参加している。
同社は、AEPWが持続可能な社会の形成に向けて取り組んでいるプラスチック廃棄物問題の解決活動に賛同し、日本のエネルギー業界としては初めて参加。
同社は、循環型社会の実現に向け、廃プラスチックを石油精製・石油化学の原料として再生利用するケミカルリサイクルの技術検討に取り組んでいる。
同取り組みは、国連「SDGs(持続可能な開発目標)」である、「11.住み続けられるまちづくりを」「12.つくる責任 つかう責任」「14.海の豊かさを守ろう」に合致するものであるとのことだ。
今後、AEPWへの参加を通じて、グローバルな視点で世界のプラスチック廃棄物問題解決に取り組み、低炭素・循環型社会の形成に貢献していくとしている。