シャープは、ノキアソリューションズ&ネットワークス(以下、ノキア)がローカル5Gの活用促進を目的に推進する「Nokia ローカル5G テクノロジーパートナーシップ」に参画すると発表した。
ローカル5G対応ルーターなどの5G対応機器および機器に関連する知見を提供していくという。
ローカル5Gは、企業や自治体が、自らの敷地や工場、農場など、特定のエリア限定で構築する5Gネットワーク。
高速大容量、低遅延、多数同時接続など、5Gの特長を活かしながら、個別のニーズに応じたセキュアなネットワークを構築できるため、製造業や物流業、建設業、サービス業、公共用途など、幅広い分野での活用が期待されている
「Nokia ローカル5G テクノロジーパートナーシップ」には、遠隔制御やロボティクス、オートメーションなどの専門的な知見を有するさまざまな企業が参画。
ローカル5Gネットワークだけでなく、デバイスやアプリケーションなどを組み合わせたソリューションとして提供するので、顧客ニーズに応じたローカル5Gシステムを、短期間で容易に構築することが可能になるという。
同社が提供するローカル5G対応ルーターは、今後の割当が検討されている周波数帯も含め、マルチバンド(「28.2-28.3GHz」「28.3-29.1GHz」「4.6-4.9GHz」)に対応。
同機を介して、カメラやFA機器、各種センサーなどをローカル5Gのネットワークに接続することで、大容量データを超高速で伝送することが可能となる。
また、同機はWi-Fi6対応のほか、2.5GBASE-TのLANポートやUSB3.0を搭載するなど、無線、有線ともに接続機能が充実しているという。
さらに、5G対応機器、加えて機器に関連する知見を提供することで、顧客ニーズに素早く対応していくとのことだ。