アイペット損害保険はペットと安心して暮らせる賃貸集合住宅の供給が不足しているという課題に取り組むため、独自に土地を取得し、ペット共生型賃貸マンションの建設に着手したことを発表した。
高尾プロジェクトの竣工は2021年6月を予定し、吉祥寺プロジェクトは2021年度内を予定している。
高尾プロジェクトは、ペットと暮らす家を多く手掛けている前田敦一級建築士を招請し、ペットとのより快適な暮らしを支援する賃貸マンションを企画。
同プロジェクトでは、同社が培ってきたこうした知識やノウハウを集結し、従来のペット可賃貸マンションとは異なる、ペットと共に暮らすことを前提とした「ペット共生型」賃貸マンションの普及を促進するとしている。
具体的には、ペットとの暮らしに配慮した間取り、ペットが立ち入れないキッチン、リビング内のペットスペース、ペットに配慮した階段・スロープ、専用ドッグランや足洗い場などの共用設備に加え、同社の多様な提携サービス等の提供により、ペットを飼育する人の暮らしを支援。
また、ペットを飼育しない人も快適に暮らせるよう、マナー啓発等により適切な飼育状況の維持に努め、ペットが地域のかすがいとなるような住環境づくりを目指すとのことだ。
なお、同プロジェクトでは、ペットを大切な家族として考える同社の「ペットと人のSDGs」における重点課題に基づき、緑地整備やマナー啓発、再生可能なエネルギーの採用、廃棄物の削減・再資源化などに取り組み、ペットに関わる社会課題の解決を目指し、貢献するよう努めていくとしている。