TikTokは、アジア太平洋地域のコンテンツ、政策、学術分野の専門家から構成されるTikTokアジア太平洋セーフティー・アドバイザリー・カウンシルを設立したと発表した。
曹界、規制機関や学識有識者など各分野の第一人者で構成されるこの外部委員会から、アジア太平洋地域特有のコンテンツにおけるモデレーションのあり方や安心安全に関わる課題に関する助言をもらうとのことだ。
同委員会には、現在ある課題だけでなく、今後業界が直面するであろう課題に対して先見性のあるルール作りをするために適した専門家が集まったという。
また、これらの専門家からTikTokのコンテンツモデレーションのあり方やその運用について意見をもらい、各地域および世界共通のガイドラインを策定するための助言をもらうとしている。
さらに、同委員会は、TikTokのプラットフォームやユーザーに影響を与える既存および新たな課題を特定し、それらに取り組むための戦略を策定する上で重要な役割を担うことになるとのことだ。
TikTokアジア太平洋セーフティー・アドバイザリー・カウンシルの創設メンバーは、以下の通り。
- Jehan Ara, President, Pakistan Software Houses Association for IT & ITES and Founder, The Nest i/o
- Amitabh Kumar, Founder, Social Media Matters
- Nguyen Phuong Linh, Executive Director, Management and Sustainable Development Institute
- Dr. Yuhyun Park, Founder, DQ Institute
- 坂元 章 教授, お茶の水女子大学
- Prof. Seungwoo Son, Professor, Industrial Security, Chung-Ang University
- Anita Wahid, Activist, Gusdurian Network Indonesia and President, MAFINDO(Indonesia Anti-Hoax Societ)
TikTokアジア太平洋セーフティー・アドバイザリー・カウンシルのメンバーに就任するにあたり、お茶の水女子大学の坂元 章教授は以下のコメントを寄せている。
「TikTokアジア太平洋セーフティー・アドバイザリー・カウンシルに参画することで、デジタルコンテンツの発展に関わることができ嬉しく思います。オンラインプラットフォームは、ユーザーの安全性の保護という課題に直面していますが、今後の課題に対する前向きな提言の策定に貢献できればと存じます。」
なお、同委員会は、四半期ごとに開催され、安心安全なインターネットの利用、青少年の安全性、デジタルリテラシー、メンタルヘルス、人権などの重要な課題について議論するとのことだ。