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リクルート進学総研は、高校の教育改革に関する現状を明らかにするため、全国の全日制高校に対して、「アクティブラーニング型授業」に関する取り組みについての調査を実施し、結果を発表した。
文科省によると「アクティブ・ラーニング」とは、「教員による一方的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」としている。
調査概要
■調査目的:全国の全日制高校で行われている教育改革(高大接続改革、新しい学習指導要綱、キャリア教育、進路指導、学校改革に関する取り組みなど)の実態を明らかにする
■調査期間:2018年10月5日(金)~2018年10月27日(土)投函締切
※10月31日(水)到着分までを集計対象とした
■調査方法:郵送調査。校長宛に調査票を送付
■調査対象:全国の全日制高校4703校
■集計対象数:1,203件(回収率25.6%
「アクティブラーニング型授業」の導入状況
2014年には「アクティブラーニング型授業」の導入率は47.1%であったのに対して、2018年には90.4%との結果になり、2016年以降の導入率は9割以上をキープしているとのことだ。
学校全体で導入している高校は、2014年の8.7%から3倍の29.3%に増加。
「アクティブラーニング型授業」の取り組みによる変化
「アクティブラーニング型授業」の 取り組みによる変化のトップは「学びに向かう姿勢・意欲が向上した」が49.1%。次いで「教授の授業観が変わった」が41.5%、「主体性・多様性・協働性が向上した」が37.9%と続いた。
「アクティブラーニング型授業」の課題や改善点
「アクティブラーニング型授業」の課題や改善点について尋ねたところ、58.6%が「教員の指導スキルの向上」、54.9%は「教材開発や授業準備の時間確保」との回答が過半数との結果に。次いで、46.6%で「評価手法の確立」が続いた。
<参照元>
「高校教育改革に関する調査2018」リクルート進学総研調べ
img:リクルート進研総研