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ウェブクルーは、「自動車ドライバーから見た電動キックボードに関する意識調査」を実施し、結果を公表した。

■53.4%の自動車ドライバーが、電動キックボードの車道走行を「週に複数回」見かけると回答
はじめに、「車を運転しているときに、車道を走行する電動キックボードをどのくらいの頻度で見かけるか」(n=1,088)と質問したところ、「ほぼ毎日見かける」が22.3%、「週に数回見かける」が31.1%となり、合わせて53.4%が週に複数回、電動キックボードの車道走行を目にしていると回答。

■車道を走る電動キックボードに、自動車ドライバーの約8割が「ヒヤリ体験」あり
また、前問で「まったく見かけたことがない」「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「車を運転中に電動キックボードの走行を見てヒヤリとしたり、危険を感じたりした経験があるか」(n=1,075)と質問。
その結果、「何度もある」が58.0%、「一度だけある」が19.3%という回答となり、合わせて77.3%の人が「ヒヤリとしたり、危険を感じたりした経験がある」ことがわかった。

■自動車ドライバーがヒヤリとした電動キックボードの行動は「車の間をすり抜けて走行していた」が最多、次いで「歩道や路地から急に飛び出してきた」が多い
車を運転中に電動キックボードの走行を見てヒヤリとしたり、危険を感じたりした経験が「何度もある」「一度だけある」と回答した人に、「車を運転中、電動キックボードの運転者がどのような行動をしたときにヒヤリとしたり、危険を感じたか(複数回答)」(n=831)と質問。
その結果、「車の間をすり抜けて走行していた」が69.1%、「歩道や路地から急に飛び出してきた」が53.4%、「信号を無視して走っていた」が48.6%と上位を占めた。

■自動車ドライバーが感じる電動キックボードの不安要素について、「車線変更や進路変更が突然起こる可能性がある」が64.3%、「交通ルールを守っていないと感じる場面がある」が58.5%を占める
「車を運転していて、電動キックボードを車道で見かけた際、具体的にどのようなことに不安を感じるか(複数回答)」(n=1,075)という質問では、「車線変更や進路変更が突然起こる可能性がある」が64.3%でトップに。
次いで「交通ルールを守っていないと感じる場面がある」が58.5%、「バランスを崩して転倒・接触するリスクがある」が56.3%と続き、上位を占める結果に。

■電動キックボードと共存するために心がけている安全対策は、「電動キックボードとの間隔を十分に取る」が72.7%で最多
「車を運転する際に、電動キックボードと安全に共存するために心がけていること(複数回答)」(n=1,088)を質問したところ、「電動キックボードとの間隔を十分に取る」が72.7%で最多に。
次いで、「電動キックボードを見かけたら、速度を落とす」が38.2%、「電動キックボードの動きを、乗り手の体の向きや仕草から予測する」が35.8%と続く。

■自動車ドライバーの57.8%が、「電動キックボードの利用には、免許または講習を義務づける」必要があると考えている
最後に「電動キックボードと自動車が安全に共存するために必要だと思うこと(複数回答)」(n=1,088)を質問。
その結果、「電動キックボードの利用には、免許または講習を義務づける」が57.8%、「電動キックボードの利用者には、安全運転指導を義務づける」が52.9%、「交通違反をする電動キックボードへの取り締まりを強化する」が47.9%という回答となった。

【調査概要】
調査名称:自動車ドライバーから見た電動キックボードに関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年5月8日~同年5月12日
有効回答:週に3日以上車を利用しており、運転中に電動キックボードを見かけた経験のある5大都市(札幌市内・東京23区内・名古屋市内・大阪市内・福岡市内)在住の男女1,088名
男女比率:男性 761名(69.9%)、女性 327名(30.1%)
年代比率:20代 93名(8.5%)、30代 225名(20.7%)、40代 247名(22.7%)、50代 333名(30.6%)、60代 190名(17.5%)
平均年齢:47.4歳
<参考>
ズバット 車買取比較(株式会社ウェブクルー)『自動車ドライバーから見た電動キックボードに関する意識調査』