市民にゴミを分別させ、さらに決まった曜日に回収をする、という日本のごみ収集の方法は日本人なら当然のことに思うだろう。しかし日本に滞在・在住する外国人にとって、馴染みがないというケースが多く見受けられている。
その結果、発生する不適切なごみの排出は、鳥獣被害や景観問題などを引き起こし、住民同士のトラブルを招いている。
そのような背景から、各自治体がすべての住民に正しいゴミの排出を促すため、保有データとAI自動翻訳を組み合わせたサービスを提供する運びとなった。
AI技術を活用した翻訳制度が高いシステムを登用
地方自治体向けにゴミ分別アプリサービスを展開している日本グリーンパックスは、AI自動翻訳を使ってゴミの分別や出し方に関する日本語の文章を90か国語以上の言語に翻訳するサービスを、2018年7月23日からスタートする。
このサービスはAI技術を活用した、最大翻訳精度95%という高い翻訳品質を有するシステムに、プロの翻訳家によるゴミの分別や収集に関する多量な対訳データを組み合わせることで、汎用的な自動翻訳システムに比べ格段に精度の高い翻訳が提供できることが特徴である。
言語の壁はAIによって解消されるのか
ゴミ分別の問題についてはどこの自治体でも大きな課題として注力されている。2020年の東京オリンピック開催に向け、訪日外国人の人数も増加し続けることだろう。このようなサービスが浸透することで、よりゴミ分別問題が注目視される可能性は高いだろう。
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