INDEX
世界を自由に旅しながら仕事をする、誰もが一度は考えたことがあるだろう。
ITの発達により、そんな生活も現実味を持ってきている。近年、自分の住みたい国の仕事情報を探すことも、ビデオ通話を使い地球の裏側から会議に参加することも可能になっているのだ。
また、フリーランスやリモートワークなど、ここ数年で働き方も大きく変わってきた。世界を旅しながら仕事をする、そんな夢のようなことも当たり前に選択肢の一つとなる時代が来るのではないだろうか。
今回はそんなことを感じさせてくれる5つのサービスを紹介する。
国やプロジェクトから選べる人材募集のプラットフォームサービス「Jobbatical(ジョバティカル)」
- サービス名
- Jobbatical(ジョバティカル)
- サービスURL
- https://jobbatical.com/
Jobbatical(ジョバティカル)の詳細へ
- サービス概要
Jobbatical(ジョバティカル)はIT大国エストニアで生まれた、世界中を旅する優秀な人材をターゲットに「住みたい国」と「関わってほしいプロジェクト」から人材を募集するプラットフォームだ。
例えば「マレーシアのクアラルンプールで、新しいプロダクトの開発エンジニアとして1年間働く」「ベルリンのデザイン会社でUXデザイナーとして働く」などといった具合だ。
「Jobbatical」とは「Job(仕事)」と「Sabbatical(休暇)」の組み合わせからできた造語であり、その名の通り、求人のプラットフォームでありながら、休暇的な要素がある。
Jobbaticalの求人は、フリーランスの業務委託とは異なり、社員としての採用になることが大きな特徴だ。また求人を出している企業にはスタートアップも多く、世界中の現地オフィスで社員として短期(最低1年間から)の仕事に就くことができる。
仕事のプロジェクト期間だけ現地に住み、プロジェクトが完了したらまた違う国で新しいプロジェクトにジョインする。そんな次世代的な働き方を世界中に実現するのがJobbaticalのミッションだ。
職種としてはエンジニア職が多く、他にはUXデザイナーやデータサイエンティスト、マーケティング・コミュニケーション担当など、専門性の高い職種が多くなっている。最低限の英語(または現地語)でのコミュニケーションスキルは必要不可欠になるが、語学力よりスキルを重視することも少なくない。
- ※2018/07/10現在
理想の移住先が見つかるマッチングサービス「Teleport(テレポート)」
- サービス名
- Teleport(テレポート)
- サービスURL
- https://teleport.org/
Teleport(テレポート)の詳細へ
- サービス概要
こちらもエストニア発の世界に出たい人のためのマッチングサービス。ユーザーが求める生活の質や金銭的なニーズを各都市のデータと照らし合わせて、個人にとってベストな移住先をリストアップしてくれるのだ。
ユーザーは最初に自身が重要視している項目を選ぶ。「アクティブなスタートアップシーン」、「車の不要な生活」、「ヘルスケア」など、都市の経済や交通、制度面まで、項目は多岐にわたる。必要な項目を選んだ後は、現在住んでいる場所、家賃の予算、現在の職種と経験年数、給料の額面を指定。
入力が完了すると、最適な都市が上から順に並んで表示される。都市ごとにはじめに選んだ項目とのマッチングスコア、スタートアップシーンの盛り上がり、現状の生活費の比較も確認できる。
さらに各都市名をクリックすると、より詳細なデータを閲覧できる。マッチングスコアの内訳、現在住んでいる都市と生活費の比較、生活費、求人市場、スタートアップシーン、住宅事情、コワーキングスペースの数などの具体的な数値が表示されるのだ。
Teleportは「暮らし働く上で最適な場所への移動」を掲げている。このサービスを利用すれば自分に最適な働き方を海外に探し求める事も簡単にできる。
- ※現在
アカウント登録不要のビデオ会議ツール「appear.in(アピアーイン)」
- サービス名
- appear.in(アップイアーイン)
- サービスURL
- https://appear.in/
appear.in(アップイアーイン)の詳細へ
- サービス概要
appear.in(アピアーイン)はリモートワークには欠かせないビデオ会議ツールだ。
ビデオ会議ツールといえばSkypeなどさまざまなものがあるが、appear.inにはそれらとは違う大きな特徴がある。アカウント登録やアプリが必要なく、任意のURLを指定するだけですぐにweb会議を始めることができるということだ。
appear.inを使いたいとき、ユーザーはappear.inのサイトに行き、適当な名前を入力してトークルームを開設する。そしてトークルームのURLをコピーして、ビデオ会議に招待したい人にURLを渡す。これだけでいいのだ。他の参加者がURLを受け取り、トークルームに入れば、誰でもすぐにビデオ会議を始められる。
使い方を迷わせないシンプルなUIと、ビデオ会議に特化した画面デザインも魅力だ。もちろんビデオ通話だけでなくチャットや画面共有機能もある。
フリーランスやリモートワークとなれば、PCを介してさまざまな相手と話す必要があるだろう。相手のPC環境やスキルに囚われず、誰でも使えるappear.inは重宝することだろう。
- ※2018/07/10現在
PICK UP
-
Googleだけじゃない。用途別で効果を発揮する、使いわけたい5つの検索エンジン
-
ファッションは“購買”ではなく“共有”する。5つのファッションサブスクリプション・レンタルサービス
-
増加する「ベビーシッター」マッチングサービス。様々な特徴をもつ10のベビーシッターサービス