Reproが、総額約30億円の資金調達を実施したと発表。
また、同社の提供する「Repro」において、エンゲージメントマーケティングを拡大し、CE(カスタマエンゲージメント)プラットフォームへ進化させると発表した。
Reproは2015年にアプリの分析ツールとしてリリースされ、翌年にマーケティング機能を追加。さらに、2018年にはWebに対応し、Web・アプリのマーケティングプラットフォームとなった。
近年、サブスクリプションやOMO、IoTなど顧客を囲い込むためのビジネス戦略や仕組みが世界中で広がりをみせている。顧客の維持や獲得が困難になっており、企業にとっては、顧客と継続的な関係構築を図るエンゲージメントマーケティングが重要な課題となるという。
そこで同社は、これまでの実績を踏まえ、収集するデータ領域およびコミュニケーション手段を拡大をしていくことを発表した。
Web・アプリデータに加え、オフラインやIoTなどのデータを取り込み、AIを活用して顧客一人ひとりに最適なチャネルやタイミング、内容のコミュニケーションを図り、エンゲージメント向上に貢献できるプラットフォームとして展開するという。
資金調達の目的は「グローバル開発体制の強化」「シンガポール法人に続く海外拠点の開設及び体制強化」「グローバルマーケティングの強化」の3点を提示。
同社は、企業からの不要なコミュニケーションをなくし、世の中がより顧客視点のモノやサービスで溢れ、ひとり一人が快適な生活を送ることのできる未来づくりに貢献していくとしている。