グリーは、宇宙を題材にした子ども向けVR体感サイエンスツアー「ありえなLAB」を商品パッケージ化し、レンタルでの提供を開始することを発表した。
ありえなLABは、グリーのVRにおける最新の制作技術や事業化のノウハウと、JAXAの月周回衛星「かぐや」で取得した月の科学探査データや、宇宙科学および宇宙教育の専門的知見を組み合わせることで実現した、共同制作コンテンツ。
両社は、「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC:ジェイ・スパーク)(※)」プログラム活動を行ってきており、ありえなLABはJ-SPARCの成果が活用されている。
また、J-SPARCにおける共創活動として、「月面スポーツVRハッカソン」や「月面キッズキャンプ」、「エミフルスペースアドベンチャー」等のイベントを開催し、2019年をもって事業性の目途を得て活動は完了しているという。
今回、その成果をより多くの人々に継続して利用してもらうため、ありえなLABを商品化し、イベント向けパッケージとして2020年からレンタルでの提供に至ったという。
(※)宇宙ビジネスを目指す民間事業者等とJAXAとの対話から始まり、事業化に向けた双方のコミットメントを得て、共同で事業コンセプト検討や出口志向の技術開発・実証等を行い、新しい事業を創出するプログラム