Green rompが、国内WebメディアのFacebookページのいいね!数、およびTwitter、Instagramアカウントのフォロワー数の合算値を集計し、インフォグラフィックとしてまとめた。(集計期間:2019年11月1日~12月27日)

主な調査結果は以下の5点。

1. 特に「動画」「女性向け」カテゴリでは、InstagramをSNSの中心として扱っているメディアも多く、Instagramの追加は順位変動にも大きな影響を与えた。

2. 全メディアのFacebook、Twitterでの平均フォロワー増加数は+23,000で、昨年の平均(+35,000)と比較すると成長に鈍化が見られた。しかしその分Instagramでのフォロワー数を伸ばし、総合順位では「動画」カテゴリが上位を独占する結果に。

3. 25%を超えるメディアでフォロワー数が減少しており、昨年以上にフォロワーの維持が難しい環境となっている。(昨年は10%程度が減少傾向)

4. 全フォロワー数(約1.5億)の内、Instagramのフォロワーが占める割合は23%ほどで、今後もその割合は伸びていくと考えられる。

5. Facebookのフォロワー上位傾向は「動画」「スポーツ」「ペット」、Twitterのフォロワー上位傾向は「ファッション」「ニュース」「エンタメ」、Instagramフォロワーの傾向は「動画」「ファッション」「女性誌系」となっており、SNS毎にユーザの好みが分かれた。

Webメディア ソーシャル力1位は『C Channel』

集計の結果、最もフォロワー数を獲得しており、ソーシャルメディアでの発信力が強いと考えられるメディアは、昨年同様『C Channel』となった。

なお、上位5つ全てが動画関連のメディアだった。

全体でのランキングは以下の通り。
(1K=1,000フォロワー)

1位 C Channel (13,428Kフォロワー)
2位 Tasty Japan (13,150Kフォロワー)
3位 Tastemade Japan(4,725Kフォロワー)
4位 Kurashiru (3,990Kフォロワー)
5位 DELISH KITCHEN (3,917Kフォロワー)
6位 パーゴルフ (3,756Kフォロワー)
7位 日本経済新聞 (3,429Kフォロワー)
8位 FASHION PRESS (3,401Kフォロワー)
9位 NYLON JAPAN (3,360Kフォロワー)
10位 VICE (3,204Kフォロワー)

メディアカテゴリでの集計

今回調査では各メディアを“ニュース/新聞社” “女性向け” “動画” “趣味・専門”の4カテゴリーに分類。

集計対象のメディアの中から、上位サイトをサマリーとしてインフォグラフィックにまとめた。

<ニュース/新聞社>

<趣味・専門>

<女性向け>

<動画>

これまで、インターネット上のサイトパワーの指標としてはPV(ページビュー)が中心となっていたが、Facebook、Twitter、Instagramを始めとしたソーシャルメディアの台頭により、個人による情報の二次伝達の価値が上昇している。

メディアを経由してソーシャルメディア上でどう話題を作っていくかという点、つまりメディアの持つソーシャル力もますます重要な視点になってくるのではないかと考えられるだろう。