Azitと那須高原次世代交通協議会(※)は、2019年8月9日より那須塩原市および那須町にて、Azitが提供するモビリティ・プラットフォーム「CREW」のを活用した交通補完の実証実験を開始することを発表した。

実証実験概要


左:Azit 取締役 須藤 信一朗、 右:那須高原次世代交通協議会 会長 片岡 孝夫

実証実験は、観光客の移動手段が不足している朝の時間帯と夜の時間帯に、「“おもてなし”と“ありがとう”の循環」というCREWの理念に共感し、ホスピタリティ精神のある住民や観光事業従事者のユーザーにCREWパートナー(ドライバー)として、移動の手助けをしてもらうものだ。

実施期間は2019年8月9日より3ケ月間を予定しており、8:00〜10:00:那須塩原駅周辺エリア、17:00〜23:00:道の駅「友愛の森」周辺の観光エリアの移動を補完。

また、CREWは先日「都市部における交通課題調査」を紀尾井町戦略研究所と合同で実施。

調査によると、都市生活者の約半数(46%)が外出時の移動に不快感や不便さを感じており、それらの人々が移動に不快感や不便さを感じるのは、「自宅から最寄り駅までの移動」(43%)等、地方だけでなく都市にも課題があることが明らかとなったという。CREWでは引き続き、地方と都市の両方で交通課題の解決に取り組んでいく方針をとっている。

(※)栃木県那須塩原市及び那須町の交通について、横断的な協議を実施できる体制を構築したうえで、行政区を越えた産官学連携により、次世代型の交通対策事業を検証・検討・推進し、実施することを目的とする協議会。