Shopeeの日本法人であるショッピージャパンは、日本国内のみでECサイト運営・販売を行っているEC担当者110名を対象に、国内EC担当者の海外展開に関する意識調査を実施し、結果を公表した。

国内EC担当者の海外展開に関する意識調査

■国内EC事業で販売している商品カテゴリー、第1位は「菓子・食品」と第2位「健康食品・サプリメント」が3割超

 「勤務先の国内EC事業で販売している商品カテゴリー(複数回答)」(n=110)を質問したところ、「菓子・食品」が32.7%、「健康食品・サプリメント」が31.8%、「ベビー・マタニティー用品」が22.7%という回答となった。

勤務先の国内EC事業で販売している商品カテゴリー(複数回答)

■41.8%が、お勤め先の国内EC事業の直近1年間の売上成長率は「低下している」と回答

「勤務先の国内EC事業の直近1年間の売上成長率はどのような状況か」(n=110)と質問したところ、「大幅に低下している」が12.7%、「やや低下している」が29.1%という回答に。

勤務先の国内EC事業の直近1年間の売上成長率はどのような状況か

■売上成長が鈍化している要因、約3割が「同業他社との価格競争の激化」と回答

「勤務先の国内EC事業の直近1年間の売上成長率はどのような状況か」という質問に対し、「横ばい」「やや減少している」「大幅に減少している」と回答した人に、「売上成長が鈍化している要因は何だと考えているか」(n=81)と質問。

「同業他社との価格競争の激化」が29.6%、「新規顧客獲得の難化」が18.5%という回答となった。

売上成長が鈍化している要因は何だと考えているか

■85.5%が、現在の国内EC市場だけでの売上成長に「限界を感じる」と回答

「現在の国内EC市場だけでの売上成長に限界を感じるか」(n=110)と質問したところ、「かなり感じる」が26.4%、「やや感じる」が59.1%という回答となった。

現在の国内EC市場だけでの売上成長に限界を感じるか

■国内EC事業の売上を伸ばすために実施している施策、第1位は「商品ラインナップの拡充」で半数を占める

「現在の国内EC市場だけでの売上成長に限界を感じるか」という質問に対し、「かなり感じる」「やや感じる」と回答した人に、「国内EC事業の売上を伸ばすために実施している施策(複数回答)」(n=94)を質問。

その結果、「商品ラインナップの拡充」が50.0%、「自社ブランド商品の開発」が44.7%、「CRM施策や会員制度などの既存顧客のリピート強化施策」が42.6%という回答結果となった。

国内EC事業の売上を伸ばすために実施している施策(複数回答)

■海外市場への展開(越境EC)を「してみたいと思う」人が81.8%

「海外市場への展開(越境EC)をしてみたいと思うか」(n=110)と質問したところ、「非常にそう思う」が40.9%、「ややそう思う」が40.9%という結果に。

海外市場への展開(越境EC)をしてみたいと思うか

■海外市場への展開(越境EC)に挑戦できない理由、「国際配送の手続きが複雑で分からないから」が52.2%で最多

「海外市場への展開(越境EC)をしてみたいと思うか」という質問で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「海外市場への展開(越境EC)に挑戦できない理由は何か(上位3つまで回答可)」(n=90)と質問。

その結果、「国際配送の手続きが複雑で分からないから」という回答が最も多く52.2%、次いで「初期投資や固定費用が高そうだから」が37.8%、「現地の言語でのカスタマー対応ができないから」が30.0%と続いた。

海外市場への展開(越境EC)に挑戦できない理由は何か(上位3つまで回答可)

■第1位は「初心者向けの始め方セミナー」で42.2%、第2位「売れる商品や価格設定のアドバイス」41.1%

 「海外市場への展開(越境EC)をしてみたいと思うか」という質問で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「どのようなサポートがあれば越境ECを始められると思うか(複数回答)」(n=90)と質問。

その結果、「初心者向けの始め方セミナー」が42.2%、「売れる商品や価格設定のアドバイス」が41.1%、「国際送料を安くする仕組み」が37.8%という回答となった。

どのようなサポートがあれば越境ECを始められると思うか(複数回答)

<参考>
shopee(ショッピージャパン)『国内EC担当者の海外展開に関する意識調査