マルヰは、CO2吸収能力に優れた「早成桐」の植樹を、石川県加賀市四十九院町で実施したと発表した。

今回の植樹は、これまで活用されていなかった休耕田を再生し、地域脱炭素と農業課題の解決を同時に目指すもの。
早成桐は、植樹後7~10年で建材や家具として利用可能な大きさに成長し、一般的な杉の約3倍、ヒノキの約1.5倍のCO2を吸収すると言われており、地球温暖化対策に貢献するという。
木材としての利用後も植樹した切り株から再び成長するため、伐採と植樹を繰り返すことで長期的にCO2を吸収し続けることが可能とのことだ。
同社は、今回の植樹を皮切りに今後も継続的に早成桐の植樹活動を進めるとし、また、植樹した桐の成長によるカーボンクレジットを創出して地域内の企業や自治体との間で売買することで、地域経済の循環を目指すという。
さらに、植樹した桐の成長過程を地域の住民にも広く公開することで、環境意識の啓発に努め、地域社会と一体となった脱炭素化モデルの構築を目指すとのことだ。