ヒルトンは、YTLホテルズとの提携拡大に伴い、新たに4軒のホテルに関する契約を締結したと発表した。これにより、ライフスタイルブランド「タペストリー・コレクションbyヒルトン」が日本に初進出し、ラグジュアリーブランド「LXRホテルズ&リゾーツ」がタイに初進出することになる。

契約締結時の様子

日本国内では、北海道・ニセコビレッジに位置する3軒の既存ホテルをリブランドし、2025年中の開業を目指すとしている。「カサラ・ニセコビレッジ」は「LXRホテルズ&リゾーツ」に、「ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジ」は「タペストリー・コレクションbyヒルトン」に、「ヒノデヒルズ・ニセコビレッジ」は「キュリオ・コレクションbyヒルトン」にブランド転換される予定である。

カサラ・ニセコビレッジ LXRホテルズ&リゾーツ(既存ホテルの外観イメージ)

タイでは、プーケット島南端のビーチフロントに位置する「ザ・ラワイ・プーケット」が、2027年に「LXRホテルズ&リゾーツ」として開業する予定であり、全275室を有する大型ホテルとなる見込みだという。

ヒルトンは、これらのブランド追加により、アジア太平洋地域におけるラグジュアリーおよびライフスタイル領域の成長を加速させる方針である。「LXRホテルズ&リゾーツ」は現在世界で30軒以上を展開しており、「タペストリー・コレクションbyヒルトン」は170軒以上、「キュリオ・コレクションbyヒルトン」は180軒以上を擁しているとのことだ。

なお、これらのホテルはすべてヒルトンのロイヤリティプログラム「ヒルトン・オナーズ」の対象となる。