Wolt Japanは、北海道小樽エリアにおいて、デリバリー商品価格を店頭と同じにする「デリバリーなのに店頭価格」(※)の取り組みを開始したと発表した。

同社によると、一般的なデリバリーサービスでは、店舗側のコストを反映して店頭価格より高く設定されるケースが多いという。一方で、海外ではデリバリーと店頭価格が同一であることが一般的で、デリバリー価格が店頭価格より高いのは日本特有の商慣習だとしている。
また、近年の物価上昇により、家計への負担が拡大していることに加えて、小さな子どもを持つ家庭や高齢者など、買い物や外食に出かけるのが難しい消費者も多数存在するという。
同社は、そうした利用者がより気軽にデリバリーを利用できるよう、加盟店の協力を得て、同取り組みを開始。開始時点では、小樽市内の35店舗以上が参加しており、今後さらに参加店舗を増やす予定としている。
利用者は自宅にいながら、Woltのアプリやウェブサイトを通じて、対象となる市内の飲食店や小売店から、店頭と同じ商品価格で簡単に注文可能。商品は、約30分で自宅に届くという。なお、対象店舗は、アプリやウェブサイトで「店頭価格」の表示がされるとのことだ。
同社は、今後も地域の店舗と協力し、地域の人々の日々の生活がより過ごしやすくなる取り組みを進めていくとしている。
■取り組み概要
サービス開始日:8月19日
導入エリア:北海道 小樽エリア
配達受付時間:午前9:00〜午後10:00(店舗によって異なる)
対象店舗数:35店舗以上(8月19日時点)
対象店舗の例:
・中華食堂 なると軒(小樽市港町)
・麺処 龍仁(小樽市入船)
・Cafe BAAL(小樽市稲穂)
・おたると果実(小樽市新光)
・UGUIS(小樽市緑)
(※)別途配達料とサービス料が加算される。アプリ内「店頭価格」表記の店舗が対象。また、対象店舗であっても特売品等、一部商品が対象外の場合がある。