学情は、2027年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象に「リモート勤務」に関する調査を実施し、リモート勤務制度がある企業に対して志望度が上がると回答した学生が8割近くに上ったと発表した。

調査によると、リモート勤務制度がある企業に「志望度が上がる」と回答した学生は33.2%で、「どちらかといえば」を含めると77.5%に達した。回答理由には「柔軟な働き方ができて生活と仕事のバランスを取りやすくなる」「通勤時間が短縮され、他のことに使える時間が増える」「社員の生活のことを考えている会社だと思える」などがあったという。

リモート勤務がある企業は志望度が上がるか

また、フルリモートや居住地自由の制度については、志望度が上がると回答した割合が72.6%となった。魅力として「自分の生活スタイルや体調に合わせて柔軟に働ける」といった声がある一方、「完全リモートでは悩みや困りごとを相談しにくい」「居住地自由だと独立のタイミングを逃しそう」といった慎重な意見も寄せられた。

フルリモートや居住地自由の企業は志望度が上がるか

さらに、就職活動においてリモート勤務制度の有無をどの程度重視するかについては、「最優先ではないが重視する」が42.9%で最多となり、「最優先で重視する」は11.4%にとどまった。学生からは「働きやすさは重要だが、仕事内容やチーム連携の方が優先される」「出社が基本でリモートはあったら嬉しい程度」との声があったという。

就職活動においてリモート勤務制度の有無をどの程度重視するか

<参考>
学情『「リモート勤務」に関するアンケート調査