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ハンモックは、営業部、営業企画部1,000名を対象に、生成AIの営業活用に関するアンケートを実施し、その結果を公表した。
■約3割が営業活動に生成AIを活用
営業活動において生成AIを活用しているか聞いたところ、「現在活用中」が26.5%、「過去に活用していた」が7.1%という結果となった。一方で、「活用したことはない」と回答した人が66.4%と最多であり、営業活動における生成AIの活用はまだ限定的であることがわかった。

■生成AIは「メール・提案文作成」での活用が最多
生成AIを活用している(またはしていた)業務内容については、「メール・提案文の作成」が56.8%と最多に。次いで「商談準備(想定問答、資料作成など)」が42.8%、「顧客対応(チャットボットなど)」が34.5%と続いた。
営業活動においては、文章作成や準備業務など、生成AIがサポートする場面が広がっていることがうかがえる。

■生成AIで「提案資料作成」と「顧客対応」が改善
生成AIの活用によって、最も改善されたと実感した業務については、「顧客対応のスピード」が47.6%、「提案資料の作成」が47.0%と、ほぼ同率で最多となった。また、「商談準備の効率」も33.6%となっており、生成AIが営業活動における業務効率化に寄与していることがうかがえる。

■生成AI活用の課題は「情報の正確性」と「セキュリティ」
生成AIの活用にあたっての課題としては、「情報の正確性」が30.3%、「セキュリティ・個人情報保護」が29.4%と、特に情報の信頼性や安全性に関する懸念が多くあがった。
さらに、「社内ルールとの整合性」や「操作や使い方が難しい」といった運用面での課題も一定数見られた。一方で、「特に課題は感じていない」と回答した人も40%に上り、活用状況によって課題認識に差があることもわかった。

■生成AIが営業チームの「業務効率化」に貢献
生成AIの活用によって営業チームの働き方にどのような影響があったかを聞いたところ、「業務の効率化」が50.3%と最も多く、次いで「スキルの平準化」が31.2%、「コミュニケーションの質向上」が27.9%という結果に。
生成AIは、業務の効率化のみならず、チーム全体のスキル底上げや連携強化にも一定の効果を与えていると見られる。

【調査概要】
調査名称:生成AIの営業活用に関するアンケート
調査方法:セルフ型アンケートツール「Freeasy」によるインターネット調査
調査期間:2025年7月16日~2025年7月18日
回答者:1,000名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
<参考>ハンモック『生成AIの営業活用に関するアンケート』