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AlbaLinkは、既婚者500人を対象に「二世帯住宅に住みたくない理由に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
■二世帯住宅に住みたいと思う人は35.6%
既婚男女500人に「二世帯住宅に住みたいか」を聞いたところ、「住みたい(住んでいる)(6.8%)」「条件によっては住みたい(28.8%)」と答えた人が、合わせて35.6%となった。
無条件で住みたいと考えている人は1割に満たないことから、二世帯住宅には慎重な姿勢を示す人が多いと同社は考察。

■二世帯住宅に住みたくない理由1位は「気を使う」
二世帯住宅に住みたくないと答えた322人に理由を聞いたところ、1位は「気を使う(32.6%)」、2位は「プライバシーを確保できない(24.2%)」、3位は「干渉されたくない(17.4%)」と続く。
二世帯住宅に対して「自分の自由や心の安定が脅かされる」という懸念が強いとわかり、物理的に親子が近くなるがゆえに、それぞれの精神的な自立が脅かされて、対人関係のストレスが生まれやすいと懸念されていると同社は考察している。

■世帯住宅に住みたい理由1位は「家事育児が楽になる」
二世帯住宅に住みたいと答えた178人に理由を聞いたところ、圧倒的1位は「家事育児が楽になる(20.0%)」となった。
以下、2位「経済的なメリットがある(9.6%)」、3位「親の世話をしやすい(6.2%)」、4位「安心できる(3.2%)」、5位「ストレスは軽減できる(2.0%)」と続く。
この結果に同社は、二世帯住宅に住みたい大きな理由は「助け合い」だとわかるとしている。

■二世帯住宅もアリだと思う条件は「プライバシーを守れる間取り」
「二世帯住宅もアリだと思う条件」は「プラバシーを守れる間取り(69.2%)」トップで、70%近くの回答を集めた。2位「経済的な援助がある(21.6%)」、3位「家事育児を助けてもらえる(20.2%)」も多い。
「二世帯住宅に住んでもいい」と思えるためには、物理的な境界と精神的な自立が重要で、上記の項目が確立されることで、二世帯住宅のデメリットであるプライバシーがない、干渉されるなどがカバーされる。
また、経済的な援助や家事育児のサポートも多くなっているが、実際には「お金や子どもの世話などはサポートしてくれるけど、口は出さない」「家事育児や経済面の支援をしてくれるけれども、生活空間が分かれている家」という回答も多数。
物理的な距離と精神的な距離を保ちつつ、サポートだけはしっかり受けられる関係を理想とする人が多いと同社は考察している。

【調査概要】
調査対象:既婚男女
調査期間:2025年6月26日~27日
調査機関:同社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性397人/男性103人)
回答者の年代:20代 18.2%/30代 41.8%/40代 25.4%/50代以上 14.6%
<参考>
AlbaLink『二世帯住宅に住みたくない理由に関する意識調査』