ローソンは、アバター事業を手掛けるAVITA(アビータ)と協業し、新たな接客と多様な働き方の実現を目指してデジタル技術を活用したアバターを、青森県内のローソン3店舗に導入し、本格展開に向けた実証実験を行うことを発表した。

ローソンのアバター接客では、アバターオペレーターが店内に設置されたモニターに投影されるアバターを通じて利用者とコミュニケーションをとり、接客業務を実施。
オペレーターは自宅などからリモートで勤務し、店内売り場の案内やセルフレジの利用方法などを説明。アバターの導入により、「時間」や「場所」、「年齢」や「性別」、「様々な障害」という制約の無い働き方が可能になるとしている。
また、1人のオペレーターが複数店を受け持つ等の効率的な人員配置による人手不足の解消につながるとのことだ。
今回の実証実験は、総務省統計局の人口推計で人口減少率が全国の中でも2番目に高く、人手不足が課題となっている青森県の店舗で実施。なお、アバターの導入は東北地区の店舗では初となっている。
なお同実証実験では、アバターを導入することで削減される店舗従業員のレジ業務に関わる時間で、まちかど厨房やファストフードの作成など売り場に関わる業務を行い、魅力的な売り場づくりを行うことを目的としているとのことだ。
■アバターを導入する青森県の店舗概要
・ローソン十和田池ノ平店
青森県十和田市大字大沢田字池ノ平116-3
・ローソン三沢美野原店
青森県三沢市美野原2-22-21
・ローソン三沢下久保店
青森県三沢市下久保3-1-10