三菱オートリース、レンタルのニッケン、中部国際空港の3社は、中部国際空港セントレアの制限区域内において、空港関係事業者向けの3輪EVの試験運用を開始したと発表した。

三菱オートリース、中部国際空港で3輪EVの試験運用を開始

同取り組みは、2024年6月から空港制限区域内で3輪車両の使用が可能になったことを受けて実施されるもので、3輪EVの小回り性能や機動性を生かした効率的な運用の可能性を検証することを目的としている。

また、空港の脱炭素化の一環として、EV車両の加速性能・環境配慮・コストメリットといった利点だけではなく、航続距離・充電の手間といったEV特有の課題点も探るとのことだ。

試験運用では、対象となる空港事業者に3輪EVを1週間程度貸与し、通常業務で使用。車両は「ビークルファンETT-NEO」「ホンダGYRO CANOPY e:」「ブレイズEVデリバリー」の3種で、いずれも家庭用コンセントでの充電が可能だという。

試用運転で使用する3輪EV

三菱オートリースおよびレンタルのニッケンは、同試験運用により収集されたデータを分析し、EVの有用性を確認・検証。今後の制度設計や利用促進のための枠組み検討に活用するとのことだ。

■実施概要

実施期間:6月18日~7月31日
対象エリア:中部国際空港制限区域内(サービスレーンおよびスポット後方車両通行帯は除く)
運用内容:中部国際空港事業者の通常業務にて使用