テスホールディングスは、連結子会社であるテス・エンジニアリングが、大阪市住之江区にある大規模物流施設「ロジクロス大阪住之江」向けに、オンサイトPPAモデルを活用した再生可能エネルギー電気の供給を開始したと発表した。

ロジクロス大阪住之江

同事業は、住之江デベロップメント特定目的会社(三菱地所100%出資)が開発した「ロジクロス大阪住之江」の屋根上に、テス・エンジニアリングが自家消費型太陽光発電システムを設置し、所有・維持管理を行いながら電力を供給するという内容。

発電容量は約794kW、年間の想定発電量は約91万kWhとされており、発電した電力は全量を同施設へ供給するとのことだ。これにより、年間で約384トンのCO₂排出削減効果が見込まれている。

同事業は、初期投資が不要なPPA(電力購入契約)モデルを採用しており、電力需要の変動や燃料価格の影響を受けにくい安定電源の確保につながるという。

テスホールディングスは、再生可能エネルギーの主力電源化、省エネルギーの徹底、エネルギーのスマート化を三本柱とする事業展開を進めており、今後も顧客企業の多様なニーズに対応するエネルギーソリューションを提供していくとしている。

■事業概要

設置場所:ロジクロス大阪住之江
所在地:大阪市住之江区
PPA事業者:テス・エンジニアリング
システム内容:オンサイトPPAモデルを活用した自家消費型太陽光発電システム
発電容量:793.5kW(東洋アルミニウム製 575W×1,380枚)
モジュール種別:単結晶
供給期間:20年