NTTアノードエナジーは、埼玉県内の3カ所において系統用蓄電所の商用運転を開始したと発表した。

対象施設は、埼玉和光蓄電所(和光市)、埼玉三芳蓄電所(入間郡三芳町)、埼玉鶴ヶ島蓄電所(鶴ヶ島市)だという。

同社は、これらの蓄電所においてアグリゲーターとして各種電力市場(卸電力市場、需給調整市場、容量市場)での最適取引や充放電制御、蓄電所の保守監視を一元的に行うとしている。

また、埼玉三芳および埼玉鶴ヶ島蓄電所については、東京都の「令和5年度系統用大規模蓄電池導入促進事業」の採択を受けているとのことだ。

同社は、今後も蓄電所の開発、保守・運用を通じて、再生可能エネルギーのさらなる普及拡大と持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

■蓄電所概要

埼玉和光蓄電所
名称:埼玉和光蓄電所
設置場所:埼玉県和光市新倉
電池種類:リチウムイオン電池
PCS出力:1,124kW
公称容量:5,304kWh(一般家庭約460世帯分の1日の電力使用量に相当)

埼玉和光蓄電所

埼玉三芳蓄電所
名称:埼玉三芳蓄電所
設置場所:埼玉県入間郡三芳町
電池種類:リチウムイオン電池
PCS出力:1,999kW
公称容量:9,992kWh(一般家庭約870世帯分の1日の電力使用量に相当)

埼玉三芳蓄電所

埼玉鶴ヶ島蓄電所
名称:埼玉鶴ヶ島蓄電所
設置場所:埼玉県鶴ヶ島市脚折
電池種類:リチウムイオン電池
PCS出力:1,999kW
公称容量:9,992kWh(一般家庭約870世帯分の1日の電力使用量に相当)

埼玉鶴ヶ島蓄電所