ストリーモは、東京都のスマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」における実証実験を通じ、建設現場における業務効率化と作業負担軽減の有用性が認められた結果、フジタに正式導入されたと発表した。

同実証は、令和6年度「Be Smart Tokyo」の枠組みのもと、フジタと連携して建設現場内で実施された。物流施設の建設現場において、職員の移動や巡視にストリーモの立乗り三輪モビリティを活用することで、移動時間を約40%削減。これにより、疲労や身体的負担の軽減にもつながったとしている。

「ストリーモ」は特許取得済みの「バランスアシストシステム」と三輪構造を備えており、建物内でも安定した走行が可能で、狭いスペースでも高い機動力を発揮するという。今回の実証では、こうした特性が評価され、現場の省力化や安全性の向上に寄与したとのことだ。

フジタはこの成果を受け、同社の建設現場におけるストリーモの正式導入を決定したという。
今後ストリーモは、建設現場や工場などの産業インフラ領域における課題解決への貢献を継続するとしており、生活施設や観光地での活用も視野に入れているとのことだ。観光地での回遊性向上や生活圏の拡大、高齢者の外出機会の増加など、幅広い世代への移動支援を通じて、都市・地域経済の活性化を目指すとしている。