ヤマハは、約5,500人の従業員を対象に、日本オラクルのクラウド型人材管理システム「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(HCM)」を導入し、自律的なキャリア開発を支援すると発表した。
同社は中期経営計画において、働きがいの向上や挑戦する組織風土の醸成を掲げており、グローバルなリーダーの育成や適材適所の配置、多様な人材の活用を重要な経営課題としている。
これらの課題解決のため、「Oracle Cloud HCM」を2023年8月から稼働開始。人事部門では、部門ごとのジョブとスキル体系を整理し、社員のキャリア志向やスキルを可視化することで、社内人材の流動性を高めているとのことだ。
また、社外での人材募集と同時に社内公募も行い、組織の機動性向上を図っているとしている。
将来的には、同システムから提供される生成AIを活用した職務記述書や募集要項の作成、目標の自動作成など、人事業務の効率化も期待しているとのことだ。