テスホールディングスは、高圧ガス工業の甲賀工場向けに、オンサイトPPAモデル(※)を活用した自家消費型太陽光発電システムによる、再生可能エネルギー電気の供給を開始したと発表した。
同事業では、テス・エンジニアリングが、甲賀工場の屋根に自家消費型太陽光発電システムを設置し、オンサイトPPAモデルとして所有・維持管理を行い、再生可能エネルギー電気を供給するという。
発電容量は約543kW、年間想定発電量は約62万kWhとなり、発電した電力の全量を同工場に供給し、年間約192tのCO2の排出削減が見込まれているという。
また、需要家の再生可能エネルギー電気の利用に際して、太陽光発電システム導入に関わる初期投資が不要であるほか、電力需要の変動や燃料問題に左右されない長期的な安定電源の確保に貢献するとのことだ。
テスホールディングスは、「再生可能エネルギーの主力電源化」「省エネルギーの徹底」「エネルギーのスマート化」の3つの領域で事業を展開し、総合的なエネルギーソリューションの提供を行っている。
今後も、顧客企業のエネルギーに関する多種多様なニーズに応じたソリューションの提供を通じて「脱炭素のリーディングカンパニー」を目指していくとしている。
■同事業の概要
設置場所
高圧ガス工業 甲賀工場
所在地
滋賀県甲賀市
PPA事業者
テス・エンジニアリング
システム内容
オンサイトPPAモデルを活用した自家消費型太陽光発電システム
発電容量:542.8kW(Jinko Solar製 590W×920枚)
モジュール種別:単結晶
供給開始年月
2025年2月
契約期間
20年
※同社グループが発電事業者として、自家消費型太陽光発電所等の所有・維持管理等を行い発電所等から発電された電力を需要家に供給する契約方式のこと