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キャリアデザインセンターが運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は働く女性324名を対象に「ストレス」についてアンケートを実施し、その結果を公表した。
■仕事でのストレスレベルは10段階で表すと「7~8」が最多
仕事でのストレスレベルを聞いたところ、「7~8」と回答した人が36.3%で最多に。次いで「9~10」が24.7%、「5~6」が17.9%であることから、仕事で強いストレスを感じている人は非常に多いことが分かった。
■ストレスの原因は「給与・待遇・評価制度」「人間関係」
ストレスを感じる原因は「給与・待遇・評価制度」と回答した人が56.1%と最も多く、次いで「人間関係」が45.3%、「仕事とプライベートの両立」が26.9%と続いた。
以前の調査で「転職活動で叶えたいこと」を聞いた際も、「年収」を挙げた人が最も多く、給与や待遇、評価制度に不満やストレスを感じた結果、転職を考える人も非常に多いことが伺える。
また「その他」のコメントには、「就業環境が整っていない」「パワハラ」「男尊女卑」「仕事量が少ない」などがあがった。
■ストレスを感じる相手は半数以上が「上司」
ストレスを感じる相手を聞いたところ、「上司」が61.0%で圧倒的に多い結果に。また「その他」のコメントでも、「会社の経営陣」「まったく仕事をしない上席社員」「社長」などを挙げる人が多く、上司を含む組織の上層部や会社そのものにストレスを感じている人が多いことが分かった。
■ストレス軽減のため社内で行っている取り組み「特にない」が約3割
社員のストレス軽減のために職場で行われている取り組みについて聞いたところ、「ストレスチェックの実施」が41.7%で最も多い結果に。一方で「特にない」も34.5%と2番目に多く、社員のストレス軽減のための対策が行われている企業が少ないことも伺える。
また、ストレスを感じた時の対処法を聞いたところ、「美味しいものを食べる」が65.0%、「睡眠をとる」が48.9%、「家族や友人に話す」が48.4%で上位に。
専門機関や上司に相談すると答えた人はどちらも3%台と低く、ストレスを無くすために根本的な解決策を取るよりも、自分自身がリフレッシュする方法を選択する人のほうが多いことが分かった。
■ストレスが理由で転職を考えた経験がある人は9割以上
最後に、職場のストレスが原因で転職を考えたことがあるか聞いたところ、92.3%の人が「ある」と回答した。
【調査概要】
調査内容:第102回「ストレス感じてる?」/データで知る「女性と仕事」
調査期間:2024年12月10日~12月22日
有効回答数:324名
調査対象:女の転職type会員
調査方法:Web上でのアンケート
<参考>女の転職type『第102回「ストレス感じてる?」 / データで知る「女性と仕事」』