スシローは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に「スシロー未来型万博店」を出店すると発表した。コンセプトは「まわるすしは、つづくすしへ。ーすし屋の未来 2050ー」とし、持続可能な水産資源の活用とデジタル技術を融合させた店舗となる。
スシロー未来型万博店では、提供するすべての水産物を養殖のものに限定するという。特に環境に配慮した陸上養殖や完全養殖で育てた水産物を“「あしたのサカナ」シリーズ”として展開するとのことだ。
代表的な商品は、海の再生に貢献する「陸上育ちの磯まもりウニ包み」や、沖縄の高級魚を活用した「陸上育ちの琉大ミーバイ塩〆」など。また、しゃりには農薬や化学肥料の使用量を抑えた環境保全米を採用する。
店内には、デジタルビジョンと回転レーンを融合させた「デジロー(デジタル スシロービジョン)」を設置し、注文から提供までの完全オーダー制を導入するという。これにより、食品ロス削減や省人化を推進するとしている。
さらに、万博仕様として、水産資源の未来について学べるゲーム機能を搭載した「デジロー」の新コンテンツを開発し、先行公開する予定とのことだ。
店舗は、万博会場内の「静けさの森」近くに出店し、自然と調和したデザインを採用する。店内から外の木々を眺めることができ、森の中にいるような空間を演出するとしている。
■店舗概要
店舗名:スシロー未来型万博店(英:SUSHIRO To The Future: Expo Edition)
営業時間:10:00〜21:00
建築面積:417.57平方メートル
席数:196席