BAKERUは、同社が提供するZ世代向けアンケート調査ができる「みんギガ」で、「生活習慣とスマートフォン利用に関する実態調査」を実施し結果を公表した。
はじめに、自身がスマートフォン依存症だと思うかについて尋ねたところ、「強くそう思う」23.9%と「ややそう思う」48.4%を合わせて72.3%が依存傾向を自覚していることがわかった。
そこで、インターネットのない生活についてどう思うか尋ねたところ、「全く想像できない」42.8%、「あまり想像できない」29.6%を合わせて、72.4%が想像できないと回答。
デジタルが当たり前の生活スタイルであることが明らかとなった。
次に、3日間の利用制限時のストレス度を10点満点で比較。その結果、睡眠(8.4点)、食事(7.3点)と並んでスマートフォン利用(7.4点)が同等以上のストレス要因となることが判明。
歯磨き(6点)・入浴(5.8点)のような基礎的な生活習慣も上回るレベルで、通信の必需品としての位置づけが明確に表れる結果に。
デジタルデトックス(一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くこと)への意識について尋ねたところ、デジタルデトックスを希望する回答者は42.8%となった。
主な理由としては、睡眠の質改善(55.9%)やストレス軽減(54.4%)、時間の使い方の生産性向上(52.9%)などが挙げられた。一方で実際にデジタルデトックスをしたことがあるのは17%に留まっている。
最後に、週1回以上連絡を取る友人の数を調査したところ、リアルでもオンラインでも「1人」という回答が最も多く見られ、それぞれ約30.1%と約49.6%を占める結果に。
一方で、リアルな友人関係においては、2-4人程度の小グループでの交流が比較的一般的である一方、オンライン上での交友関係は「1人」もしくは「10人以上」という極端な二極化の傾向が見られた。
この傾向は、一対一でのダイレクトメッセージのやり取りやSNSコミュニティでの交流など、オンラインコミュニケーション特有の性質を反映していると同社は考察。
また、実際に会ったことのないネット上の友人が10人以上いる回答者が27%と、特にコロナ禍で大学生活を経験した層では、オンラインとオフラインの境界がより曖昧になっていることが読み取れる結果となった。
【調査概要】
調査期間:2024年10月24日〜11月2日
調査対象:18-25歳のZ世代
有効回答数:159件
調査方法:オンラインアンケート
<参考>
BAKERU・みんギガ『生活習慣とスマートフォン利用に関する実態調査』