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プロティアン・キャリア協会は、人事部門・キャリア支援者・経営陣ほか254人を対象に「キャリア自律意識調査」を実施し、結果を公表した。
■74%がキャリア自律の実現のために、経営層と管理職のコミットメントが必要と考えている。人事部門が橋渡し役となり、ビジネス目標と人材育成・活用の方針を一致させることが重要。
キャリア自律の実現のために、経営層と管理職のコミットメントが必要と考える人は74%という結果に。
キャリア自律の実現と組織の持続的成長には、経営層と管理職の強力なサポートが必要であり、人事部門がその橋渡し役を果たすことが重要となる。また、事業戦略と人事戦略を連動させ、ビジネス目標と人材育成・活用の方針が一致することが企業に求められるとのことだ。
■キャリア自律は組織の生産性向上に寄与し、特に20〜30代の若い世代からの関心が増加しているとの声が過半数。若手のキャリア自律を支援することは、従業員満足度向上につながる可能性を示唆。
キャリア自律は生産性向上に寄与する共通認識が持てており、20~30代の関心が特に高まっているという所感が多いことがわかった。
自分のキャリアを自分で決められるようになる、その機会を組織が提供することは若い世代のニーズに合致する。
主体的に考え、学び・行動する従業員が増えることは組織の生産性向上にもつながるというポジティブな考えが多数となっており、人材育成にキャリア自律の観点を加えることは組織創りの重要な鍵となりそうだと同社は考察している。
■オンライン学習や手上げ式トレーニングが効果的と感じる人が多いが、実際には上司との1on1がキャリア自律制度として多く利用されている。活用度と効果の継続的な検証が必要。
キャリア自律に関する制度について、実際の活用状況と効果を感じる度合いにはギャップがあることが判明。
オンライン学習や手上げ式トレーニングを活用している人々は、これらの制度が最も効果的だと感じているが、実際には「上司との1on1」の方が多く活用されている結果に。
これは、「キャリア自律を促す施策=キャリア面談」というイメージが影響している可能性もあると同社は考察。また、キャリア自律制度を導入後は、活用度と効果をアンケートなどで数値的に把握し、自社に適した形で制度を改善していくことが必要としている。
【調査概要】
調査概要:キャリア自律意識調査レポート
調査方法:「プロティアンフォーラム 2024」への応募時のアンケート調査
調査期間:2024年7月22日〜2024年8月9日
対象者:イベント応募者
有効回答:254人
<参考>
プロティアン・キャリア協会『キャリア自律意識調査レポート』