三井不動産レジデンシャルとECOMMITは、大規模複合再開発エリア「幕張ベイパーク」のエリアマネジメント団体であるB-Pamと資源循環サービス「PASSTO(パスト)」を連携させ、3棟2,072戸のマンションを対象に、ごみ減量と資源循環による収益を街づくりに還元するモデルの導入を開始したと発表した。

三井不動産レジデンシャルとECOMMIT、資源循環サービス「PASSTO」を導入

両社は、2023年1月からの実証実験を経て、三井不動産レジデンシャルが分譲した豊洲エリアのマンション5棟、約4,000戸を対象に2023年5月から「PASSTO」の本格導入を開始。2024年6月までの期間で約13トンの衣類を回収し、約8.8トンのCO2を削減したという。

衣類の回収量/CO2の排出削減量

今回、同取り組みを幕張ベイパークにおいても導入し、資源循環社会の実現に寄与するとしている。

「幕張ベイパーク」では、3棟2,072戸の分譲マンションと商業施設に資源循環サービス「PASSTO」を導入。

PASSTOは、持ち込まれた不要品を受け取り、ECOMMITが不要品の回収・選別・再流通を一気通貫で行うオリジナルブランドのサービス。人々の暮らしに一番身近な資源循環の入口となることで、人々がより気軽に資源循環へ参加できる場を創出し、サーキュラーエコノミーの実現を目指すとしている。

幕張ベイパークでは、地域の環境や価値を維持・向上させることを目的に、主体的に街を育てるエリアマネジメントの仕組み(通称B-Pam)を構築。

今回、日本で初めての「くらしのサス活 Circular Action」(※)の取り組みとして、居住者とエリアマネジメントが協働して、「PASSTO」で得た収入金を、居住者の要望に応じた施設やサービスなどの街づくりに還元する仕組みを開始するという。

同取り組みの実現を通じて、国内で先駆けとなるサステナブルなモデルシティを目指しますとのことだ。

不要品のリユース・リサイクルのフローイメージ

■PASSTO設置場所

・幕張ベイパーククロスポート
<回収の対象品目>
衣類(トップス/ボトムス/ジャケット/コート等)
雑貨・ホビー用品(バッグ/キャップ・ベルト/ミニカー・鉄道玩具/ぬいぐるみ・フィギュア等)

・マンション
幕張ベイパーククロスタワー&レジデンス
幕張ベイパークスカイグランドタワー
幕張ベイパークミッドスクエアタワー
<回収の対象品目>
衣類(トップス/ボトムス/ジャケット/コート等)