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ウィルミナは、4月9日の「子宮の日」を前に、生理に伴うつらい症状があり、日常生活あるいは部活動含む運動・スポーツをする上でその症状により困った経験がある10代から50代の500名の女性を対象に、「生理に関するアンケート調査」を実施し、その結果を公表した。
■75%が腹痛、腰痛、頭痛など「痛み」の症状がつらいと回答
生理に伴う症状は様々であるが、同調査では、腹痛、腰痛、頭痛など「痛み」の症状がつらいと回答した人が全体で75%となった。
次いで、イライラする、落ち込む、憂鬱、不安になる、涙がでる、脱力感に支配されるなど「精神的な症状」が51%、「便秘あるいは下痢」が33%、「食欲不振あるいは過食」と「経血量の多さ」がそれぞれ32%、「不眠や過眠」が25%、「むくみ」が19%、「その他」が6%という結果に。
■51%が経験、生理による「動けない・集中できない・いつも通りできない」状況
生理に伴う症状により、困った経験を自由回答形式で回答してもらったところ、「動けない・集中できない・いつも通りできない」が51%で最多で、次いで「経血漏れ、経血量の多さ」が27%と、この2つが特に多い結果に。
回答の中には「腹痛に発熱、体のだるさが伴い、出勤して仕事に集中することが難しかったが、毎月それで休むこともなかなかできなかった。」といった経験談もあり、生理に伴う困った経験は予想以上に深刻であることが分かった。
<困った経験の具体的なエピソード>
・痛み止めも効かず、生理痛がひどくて、のたうちまわっていた
・生理痛で出勤できなかったこと
・生理痛で試験に集中できなかった
・腰の重だるさやお腹の痛みで家事をテキパキこなすことができなかった
・外出時にトイレになかなか行けず、ナプキンの交換ができず焦ったこと
・薄い色やデザインの物を着用しなければならない時の不安感
・仕事中の眠気が止まらない
■生理の痛みを例えると、ズーン、ジワーっと持続的な「蹴られる・踏まれるような重い痛み」
次に、生理に伴う症状のつらさを自由回答形式で聞いたところ、「蹴られる・踏まれるような重い痛み」がある人が36%と最多に。
次いで、「絞られる・絞めつけられるような痛み」が19%、「刺されるような鋭い痛み」が11%、「うずくまる痛み」が5%、「何かを出す・爆発するような痛み」が4%、「(叫び)声の出る痛み」が1%、「その他」が24%となり、多くの人が「痛み」に悩んでいる事が分った。
■悲しい、不快な気分になる言葉の1位は断トツで、「つらい症状をなんでもないことにされる」言葉
生理に伴う症状でつらい思いをしているときにかけられた言葉で、悲しい気持ちや不快な思いになった言葉を自由回答形式で聞いたところ、「なんでもないことにされる言葉」が最も多く64%、次いで「疑われる言葉」が11%となった。
その他、「症状の言い当て」が7%、「汚いもののように扱われる言葉」が6%、「心配の言葉」と「自分に非があるように責められる言葉」がそれぞれ5%、「その他」が2%という結果に。
回答の中には「自分は生理が軽いという女性の言葉がつらい」、「私はそんなに痛くないけど、そんなに酷いの?といわれるとつらかった」のように、症状の軽い女性からの言葉で悲しい思いをした経験談もあった。
■生理に伴う症状でつらいときに、周囲の人からかけられるとうれしい言葉とは
次に、生理に伴う症状でつらい思いをしているときにかけられた言葉で、うれしい気持ちになった言葉を自由回答形式で聞いたところ、「気遣いの言葉」が最多で70%だった。
次いで「共感・理解の言葉」が13%、「具体的な行動」が12%、「そっとしてくれること」、「励ます言葉」がそれぞれ2%、「その他」が1%という結果に。
【調査概要】
調査時期:2024年3月12日~2024年3月13日
調査手法:インターネットアンケート/ウィルミナ調べ(クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査)
調査対象:全国の10代~50代の女性500名(有効回答数)
<参考>ウィルミナ『生理に伴う症状に関する実態調査』