日鉄興和不動産は、2022年7月に新規参入を発表したレジデンシャルホテル事業「&Here(アンドヒア)」より、東京・上野に第1号ホテル「&Here TOKYO UENO(アンドヒア東京上野)」を、3月15日に開業することを発表した。
同ホテルは、同社が初めて開発と運営を手掛ける長期滞在対応型ホテル。なお運営は、2022年7月に設立した日鉄興和不動産100%出資子会社のNSKREホスピタリティが担うという。
同ホテルは、訪日外国人が多く集まる上野に、ファミリー層の長期滞在などを想定し設計。
同社は、今回の上野の開業に続き、今後3都府県で8棟のホテル建設を計画しているとのことだ。
■ホテル特徴(一部)
●北側の「FOREST」、南側の「CULTURE」のエリアのイメージをコンセプトに外観・客室をデザイン
同ホテルの北側エリアは上野公園の自然に面する風光明媚なエリア(FOREST SITE)、南側エリアは江戸時代からの伝統工芸などを取り扱う老舗店などが軒を連ねるエリア(CULTURE SITE)と趣が異なり、客室もそれぞれのエリアイメージをコンセプトに全14タイプを揃えているという。
客室の7割はファミリータイプとなっており、長期宿泊のための各種設備として、ミニキッチンや冷蔵庫、電子レンジ、ダイニングテーブル、ベッド以外にもソファスペースや和室などを用意。
外観デザインも、北側は上野公園の木立を、南側は伝統工芸やモノづくり文化を意識し、「FOREST」・「CULTURE」の特性を生かし、地域性溢れるホテルを目指したとしている。
●共用施設と地元の工房と共創したアートワークを展示したサステナブルな空間づくり
1階ロビーには、ホテルラウンジとカフェスペースに加え、テレワークニーズを踏まえたシェアオフィス「WAW」を備えているという。「WAW」は宿泊者以外の来館者も利用可能。
ロビー展示のアートワークは、ホテルの位置する仲町商店会にある「道明」の組紐やアクリル樹脂加工の上野「toumei(トウメイ)」の作品。地元の工房と共創し、街への理解を深める仕組みづくりを構築したとのことだ。
ロビー中央の中庭は、イベントなどで使用された植栽を再利用する「ロスプランツ」を採用しサステナブルな空間づくりに。
●上野恩賜公園の景色を楽しめる大浴場
不忍池や上野恩賜公園の景色を眺めることができる大浴場を用意。
■「&Here TOKYO UENO」概要
所在地:東京都台東区上野2丁目11-18
アクセス:JR「上野」駅徒歩7分、東京メトロ千代田線「湯島」駅徒歩2分他
客室数:145室
開業日:3月15日