三井不動産および三井不動産ホテルマネジメントは、「三井ガーデンホテル京都三条プレミア」を7月31日に開業することを発表した。

「三井ガーデンホテル京都三条プレミア」外観イメージ

同ホテルは、フラッグシップとなる「三井ガーデンホテルズ」のプレミアシリーズとして全国で10番目の施設で、京都エリアでは初の出店となるという。

観光・ビジネス等の拠点となる京都三条エリアにおいて、東西・南北へのクロスポイントとなる京都市営地下鉄「烏丸御池」駅に近く、「二条城」や「錦市場」など、京都を代表する観光スポットへのアクセスに便利な立地に位置。

同ホテルでは、京都と深く繋がれるワンランク上の滞在価値を提案。

「三条通りと出逢う『オモテ』と『オク』」をコンセプトに、三条通りに面した憩いの場である「オモテ」と、静かな滞在が可能となる「オク」が“庭”を介してつながる、京町屋の概念を応用した三条通りの文化・にぎわいと京都の奥ゆかしさが感じられるよう設計したとのことだ。

■「三井ガーデンホテル京都三条プレミア」の特長(一部抜粋)

●開放的なロビーラウンジと柳やヤマモミジ等を配置したスケール感ある中庭
宿泊者専用のロビーラウンジは2層吹抜。さらに、植栽を配置し、柳やヤマモミジで構成された中庭との境目を曖昧にすることで、「庭屋一如(ていおくいちにょ)(※)」の世界観を実現。

ロビーラウンジ前の中庭に加えて、レストラン内には四季や彩りを感じながら、食事を楽しむことができる中庭や、館内通路にうぶぼれ石と白川砂利で構成した中庭を用意するなど、館内各箇所で異なる中庭を体験可能とのことだ。

ロビーラウンジ/中庭イメージ

●大浴場のほかプライベートスパ・フィットネスジム
地下1階には、洞窟のような約90平方メートルの大浴場とゲスト専用のプライベートスパを用意。大浴場では、浴槽内の壁が視線を遮ることでプライベート感を持たせているという。

完全予約制のプライベートスパは、中庭を借景とした浴場とリビングエリアがシームレスに繋がり、浴場に居ながらも家族や友人と対話ができるという。リビングエリアでは、ホテル内のレストランメニューの一部を提供予定としている。

さらに、ゲスト専用のフィットネスジムでは、ヨーロッパ最大級のフィットネスマシンメーカー「テクノジム」社のダンベルやバイク等の機材を採用。

大浴場/プライベートスパ/フィットネスジムイメージ

レストラン・チーズ工房・Barも完備
三条通りに面して開放的なテラスのあるレストランでは、地域食材をベースに多国籍メニューを取り入れたイタリアン料理を提供し、宿泊者だけでなく地元の人や観光客も利用可能。

店頭に構えるチーズ工房で製造した出来たてのフレッシュチーズと地域の新鮮な食材を使用した朝食を提供するほか、ライブ感のある厨房でつくられるメニューを、中庭を臨むメインダイニングやソファエリアでオールデイにて利用できるとのことだ。

三条通りからまっすぐ路地を進むとあるバーでは、京都府の酒造と提携し、ワインに代わる味わいのある日本酒を中心に展開し、宿泊者だけでなく外来の人でも利用可能。

レストラン/バーイメージ

●平均30平方メートル超の客室
客室は平均30平方メートル以上の広さを確保し、約4割はゆとりある居住スペースを設けたキングルーム。

室内は、三条通りとの出会いを象徴する「オモテ」とくつろぎを体現する「オク」を反映したデザインを採用し、バスルームや洗面エリアの境界をなくし、踏み込みと一体化させた水回りから、「オク」の寝室へと続く空間を構築。

坪庭や京都文化博物館を臨むことができ、広々とした54.9平方メートルを有するスイートルームをはじめ、デイベッドを利用することで3~4名までの滞在が可能となる客室や、洗濯機・ワークデスク等を導入して中長期滞在にも便利な客室など、多様なニーズに対応できるようにしているという。

客室イメージ

■「三井ガーデンホテル京都三条プレミア」施設概要

所在地:京都市中京区三条通東洞院東入菱屋町45番1

位置図

敷地面積:2,718.13平方メートル(822.23坪)
延床面積:10,514.18平方メートル(3,180.54坪)
構造規模:鉄筋コンクリート造/地上5階地下1階
客室数:185室

客室構成

開業:7月31日
付帯施設:レストラン・チーズ工房・バー・大浴場・プライベートスパ・フィットネスジム